天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

参院選

 やはり一言だけ、今回の参議院選挙について触れておきたい。
 自由民主党の圧勝に終わったが、これは予想されていた通りの結果だ。何故こういうことになるのかというと、とても低い投票率がその理由を物語っている。即ち、組織票が物を言っただけ。
 組織的に票を集める仕組みを持たない党は、個人の人気や雰囲気、流れといったものに左右される。それだけ。
 従って、民主党はドタッと議席数を減らす結果になった。他の党もイマイチ。民主党は、原発事故を挟んでその政策遂行能力の弱さを露呈してしまった。批判する側では何とでも言えるが、かのしたたかな官僚たちを動かさなくては日本の国家の政策は具体化しない。
 自民党のように、原発を容認し、右傾化してゆく政党に舵取りをまかせてはまずいのではないか。と真剣に考えて立ち上がった人達も、バラバラと小さな塊になっていては今の制度の選挙には勝てない。
 最近また曽野綾子氏の本を手にしているが、彼女の言によれば、完全無欠な人はいるはずもない。政治政党も同じことか。私たち個人の生きざまは、「そんないにいい人でいなくてもいいのよ」と言われることでホッとするが、日本と言う国を預かる人達は、大きなところで間違わないでほしい。そういう人達を選ぶのが本来の選挙だろう。今の政治に白けるのも無理は無いが、まず選挙に出かけなくては何も始まらない。
 これからは、自民党は完全に与党となり自民党的政策を進めるのがやりすくなるだろう。なので、敢えてこれからは、政府の暴走に如何に歯止めをかけるかが大事な問題になる。
 今回の当選者の中に、原発反対で立ち上がった俳優の山本太郎氏がいる。そういう活動のおかげで色々と番組や役を下されたとも聞いている。当選後のコメントで誤解を招きかねない発言をして、周囲をとまどわせたらしいが、要するに支援をしてくれた人々の期待に答えたいという気持ちを強く表現したかったのだろう。こういう人のブレーンになって一緒に活動をする人たちが沢山いて欲しい。