天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

中国古典楽器コンサート

 新宿の孔子学院のチラシを見て申し込んでおいたコンサートに行った。ちょうど自分の誕生日なので、午後半休として自分にご褒美。家族には同伴を拒否されたので一人で行った。行って見ると、気功の教室で一緒になる男性一人と二胡の教室で一緒になる男性一人、女性二人と会った。
 チラシの案内にあった演奏家の人達による演奏の前に、ご挨拶があった。このコンサートは、「人民中国」という日本語による中国案内の月刊誌の創刊60周年を記念したものだったので、そこの社長の陳さんが北京からお祝いに来ていた。
 そして、孔子学院の5周年記念も兼ねているので、工学院大学孔子学院の学院長西園寺さん。あと、中国大使館から中国公使の韓さん。孔子学院なので大使でなくて公使か。それから福山にある中川美術館の館長という中川さん。中国の美術品を展示してある美術館らしい。
来賓の話は別途にして、ともあれコンサート。
まずは、ずらりとチャイナレディーが並んだ、と思ったら左端の男性の二胡教室に通う日本人のおばちゃん軍団だった。
孔子学院の二胡教室と比べると、ちょっと格が違い過ぎ。来ている服、いや衣装が中国。音色もなかなかだった。

それからソロの部。まずは琵琶から。
一見日本の琵琶に形が似ている。琵琶だからビワの形をしているのはあたりまえ。日本の琵琶のルーツか。
こちらはフレッドが24本で、五本の指にツメをつけて奏でる。イ族舞曲という民族音楽を聞かせてくれた。

次に揚琴という楽器。ピアノの原型のような形で、二本のバチで弦をたたいている。写真が上手く取れなかったが、手元にバチを持っているのが見えるだろうか。迫力のある音で、テンポのいい曲目だった。

そして二胡。曲目はふるさと、赤とんぼ、七つの子、みかんの花咲く丘と秦腔主題随想曲。主に日本のメロディーを二胡の音色で聞かせてくれた。

最後に3人によるアンサンブルで、夜来香、蘇州夜曲など日本でお馴染みの中国メロディを演奏してくれた。

途中、日本人の青年が飛び入りでフルートを一曲披露した。
 閉会の辞では、社長の陳さんが再登場。若い社長でなかなかの男前。中国語で通訳付きなので、ヒアリングの練習になった。

 中国人はこういった挨拶が好きで、なかなか上手いことを言う。その場の気分を盛り上げる言葉だが、内容的は当たり障りのないものが多い。そこへゆくと日本人の話したことの方が面白かった。それはまた今度。