天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

今年も読書を

 昨年読んだ本の数は、平均週1冊程度。年々数が減る傾向にある。他に何をしているのか。通勤電車での集中力が減少しているのか。中国語講座の放送は聞いている。
 昨年の本を振り返ると・・・
水滸伝を読み終わった
・ダニエル・スティールの本は6冊
原発関連の本を読むようになった
・在庫本は減ったが、まだまだ
司馬遼太郎作品は義経だけ
アフガニスタンに関する本も継続
・売れ筋小説も数冊
・当然中国関連の本は多く読んでいる
 中国語の文法解説本を1冊完全に読み切ったことで、マスターしたとは言い難いが中国語のなんたるかが少しわかったような気がしてきた。ことしも地味に中国語学習は継続したい。
 今読んでいるのは「原発はいらない」小出裕章著。この本も付箋だらけになる。
 そうそう、この方の本を部分的に紹介するだけでもブログに日記を書く意味があるように思った。たとえば今読んでいたくだり:
「私は福島第一原発事故で大変な代償を払った教訓として、日本中の原発は即刻、運転(核分裂)を停止すべきだと考えています。『なぜ、この期に及んでまだ動いている原発があるのか』、大変不思議に思います。・・・原発は過疎地であろうが都市部であろうが、建ててはいけません。
 私は学生の頃、女川原発の反対運動に関わりました。女川の人たちの、「原発が安全というなら、(大都会の)仙台に作ればいいではないか!』という意見は真っ当です。・・・
 『自分が住んでいるところに、原発が来るのは嫌だけど、他の場所に作るなら構わない』という『自分本位』の考え方では、原発を廃絶できません。原発の持つ差別の構造に一刻も早く気づき、すべての原発に『ノー』ということでしか、日本の原発を止めることはできないと思います。」
 ここでよく理解しなくてはならないことは、福島の原発事故のことを地震の事故とも津波の事故とも言っていません。問題は、地震国である日本に安全と言えない原発を作ってしまったことだ。地震によって冷却装置の電源を失った可能性が高いとのこと。今回の問題は、地震に対する備えが不十分な原発が稼働していたということ。
 この本によると、日本の各地区にある原発も大いに危険をはらんだまま運転をしていることが書かれている。そして事故発生の際には、現に東京が既にイエローゾーンであるように、狭い日本は逃げ場名がない。上記フレーズでは、人口の少ない地域に原発を作ること自体、それが危険なものであることの証であり、その地域に住む人々の人権、ことさら生存権を無視した政策であること。これを差別として訴えてもいる。
 このように、原発について知れば知るほど無用な危険物であることがわかる。