天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

黄山毛峰と3.10

 この前の中国行で買ったお茶は二種類。

黄山毛峰と、鉄観音茶。

鉄観音茶は、私が中国茶を飲むようになったきっかけのお茶で、もう在庫が少なくなっていたので購入。

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 でかい箱入りだったが、中は24の袋に真空パック。箱は捨ててきて、6パックは知人にお土産の一部として渡した。

 今回初めて買ったのが「黄山毛峰」(中国語読みでホァンシャンマオフォン)。緑茶の一種で、その名の通り世界遺産黄山のある安徽省黄山市の産。

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 小ぶりの缶入りを買ってみた。中国茶の教科書にはこんな風に解説がある。

「清代には中国茶の代表的な茗茶とされていた。グレードの高い茶葉は、清明節前後に”雀舌”と呼ばれる一芽一葉で摘まれる。新春に萌え出る最初の新芽を中国語で”魚葉”と呼ぶが、黄山毛峰は高温で煎るため黄色がかっていることから、”魚葉黄金”と呼ばれる。俗称「黄金片」だそう。竹かごの中で、炭火であぶるように乾燥させるため、スモーキーな香りがするそう。さっそく淹れてみたくなった。

 とのんきなことを書いているが、今日は3月10日。明日の3.11の前に、東京大空襲のあった日。この日を忘れない、という活動も必要とばかり、東京新聞の一面は「飢え 物乞い 地下道維生活」と題して、上野駅戦災孤児として生き延びた人たちの特集。 

 そこで暮らした経験を持つ人は、つらい過去を思い出すから上野駅にはいきたくないという。皆、自分が生き延びることに精一杯で孤児の面倒を見る人がいない中で生き延びた経験は、思い出したくないほど。さもあらん。

 今から後の子供たちに、二度とそのような思いはさせたくないと思うのが人情。

 そういうことを何も考慮しないで、アメリカの言いなりに無用な兵器を買う政府は狂っている。

 コラムでは、山口二郎氏が原発事故から8年が経過したことに関して、政府のエネルギー政策の誤謬を指摘する。

 かつて石炭から石油への転換があった時に、三井三池炭鉱の労働者は自分たちの生活を守るために戦った。しかしこのエネルギー転換は、時代の流れで致し方のないものだった。

 現代は、原発が高コストで危険なものという認識が世界一般のものとなっているにも関わらず、日本の現政権は、(以下コラムより)「原発産業に絡む利権を守りたいという欲望に駆られた官僚、経営者、政治家が時代の流れを無視して、高コストの原発にしがみついている。」

 「権力の側が時代に背を向けて亡国の道を走るとき、それを止めるのは民主主義の仕組みと市民のエネルギーしかない。」

 「今を生きている日本人の知力と意志が問われている」