天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

圣诞节

 中国では「圣诞节」というのがクリスマスのこと。クリスマスイヴは「圣诞节前」であり、わかりやすい。来週がそれで、そろそろそういう季節になった。
 昨日の選挙が不愉快な結果に終わったにも関わらず、街はそしらぬ顔でクリスマス、年末、正月と続く。今年も歳末の炊き出しは出るだろうか。街の景色はこんな具合。

 電力不足を騒ぎながら、この季節はいつもこうだ。これはこれで見た眼に美しいので悪くは無い。電力の心配がないのだったらそういってほしい。原発がなくてもこの程度の飾りは楽しめる。
 テレビでは、街行く人々は自民党が政権を取ったことに不安がる様子が移されていた。このありさまで、よくも多数を取得したものだと思う。比例代表などの選挙制度も与党に有利になっているかもしれない。
 ささやかな景気づけにこんなものを買ってみた。
 中国からの留学生は、年々増え続けているらしい。日本に来た彼らは一様に日本が好きになる。日本はどこに行っても綺麗で、人々はやさしく、お互いを気遣って暮らしている。ように見えているらしい。
 乗り物に乗る時にも列をつくって整然と乗る。というようなことは、中国では強制されないとありえない。街にこのようなイルミネーションがあるところもあるが、どちらかというとけばけばしくて大抵大きな音に取り囲まれている。そういうのは、日本人から見るとバイタリティーの現れのようにも見えなくはない。
 生まれ育った境遇が異なるので、見た目が似ていても文化的な面では異なっているのは自然だ。そういう中で、日本の特徴を中国の若い人々はいい面として見ているようだ。それ自体、互いの関係にとっていいことに違いない。それが政治の世界になると、尖閣列島の問題があり、過去の歴史認識の違いといった問題がある。出口が見えない。もっと留学生(大半は正しく言えば就学生という語学研修生)に来てもらって、日本で日本人の暮らしを体験してもらうのがいいに違いない。
 日本の政治家がどうにもならなくても、当面日本は存在し続ける。日本語、アニメ、日本食といった日本の文物のほかに、我々の暮らしぶりも評価される限り、当面は続く。原発さえなくせば、安心できるのだが。