天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

二日後の選挙にむけての学習

 昨日買った小出裕章先生の本を読み始めた。「この国は原発事故から何を学んだのか」というタイトルの本だが、これは「何も学んでいないだろう」というメッセージであることは読まなくてもわかる。
 学習能力のない政治家、電力関係の実業家たちめ。という思いが読まなくても伝わってくるタイトルだ。では買わなくてもよかったではないかというと、そういうことではない。
 まず第1章は、大飯原発再稼働は「破滅」への道と題して書かれている。
 何故大飯原発は再稼働したのか?というと電力不足というのは真っ赤なウソであることは既に広く知られている。ではなぜ?というと、原発を使用しないで廃炉とすると当然ながらその設備の資産価値がゼロになり、その額があまりに大きいため、関西電力は倒産してしまう。これを回避するための措置として原発を再稼働させた。一旦稼働した原発は簡単には停められない。容認したのは野田だ。当時大坂市長だった橋下も容認した。
 反対した人達はもちろんいたが、恫喝されて黙らざるを得なかったらしい。
 従って、自民党の他、この二人の属する党派は原発容認派であって排除の対象である。
 都知事選挙に立候補している宇都宮さんは、私が都知事に当選したら・・・という演説の中で東京電力を解体するとはきり言われた。関西電力が身勝手なら、福島原発の第一の責任者である東京電力は、今回の事故に対して何の責任もとろうとしない。
 福島原発からの電力を享受していたのは東京都民である。その都政のトップであった石原は原発推進派であった。赤字銀行を作ったり、尖閣列島の問題では日本と中国の関係をとんでもなく悪化させた。その石原と橋下が組んだ。最悪の新党となった。
 消去方で行くと誰も残らないではないか。小沢さんがいた。彼はお金の問題で、バッドイメージをメディアから植え付けられている。しかしこの種の問題は真相は分からない。だからいいというのではないが、脱原発という基準で見た消去方では消えていないということだ。よくよく考える必要がある。
 テレビで、選挙権のない高校生たちが、ネット上でおとなに対して、これからの日本の為にいい人を選んでくださいと訴えかけているとの報道があった。私たちの1票は消して軽くない。長年選挙に投票してきて、今回ほど真剣に投票しようと思ったことはない。