天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

山本美香さんのこと

 シリアで取材中に内戦の巻き添えに会って、亡くなった山本美香さんと言う人を、この事件が起きるまで知らなかった。
 この方は、国際ジャーナリストとして活躍してきており、今回のようなリスクは承知の上での活動であっただろう。政情が不安定な地域に住む庶民のたくましさに感動し、その生きざまを伝える活動をされていたとのことだ。
 その活動には、共感するところがある。危険な地域に住むのも、貧困の中に生まれて命の危機にひんするのも、生まれおちた場所がそういう国、そういう地域だったという偶然のこと。我々が、平和な日本でのんびりゴルフなどしていることができるのも、そういう危険な地域に生まれなかったというだけのこと。
 日本においても、原発事故のある福島に居たのか居なかったのかという偶然の事で、危機に遭遇するか、のんびりしちゃっているかの違いが生じている。
 山本さんの主張は、それでいいのか?ということだったろうと思う。平和にノホホンとしている私たちは、これでいいのか。と問いかけていた。

 それはともかく、今回のように海外で活動中にその地の内戦やテロなどに巻き込まれて亡くなる事件は時々発生する。その時々に、日本の対応が異なることに、実はどうなんだろうと感じている。やはりそこは、実績のある著名人が事故にあう場合と、無名のボランティアの人が「勝手に」出かけて行って事故にあい、その結果「ハタ迷惑」な話になっているという場合とでは、「違い」があるのだろうか?