天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

ハルビン旅行(1)−サプライズ−

 かねて行ってみたかったハルビン旅行が実現。現地の大学で日本語教師をされているU先生が迎えてくれたおかげであり、まず感謝です。滞在中は、U先生と二人の学生さんに飛行場での出迎えから始まって何かとお世話になりました。
 また、先生の勤務する黒龍江東方大学の学生さんたちと交流する機会が持てた。
 なかなか日本人の社会人の話を直接聞く機会が少ないとのことで、私に少し話をさせてもらう機会を得た。話題は自分ができる仕事の話しということで、保険の話しや、中国で保険会社などの設立をした時の話をしてみたが、日ごろ聞きなれない話題なので質問が出るほどには興味が無いようだった。なので、色々と関連した話題を話してみた。写真は、上から同大学の正門、教室の中、授業後に皆でお昼を食べたあとの集合写真。
 さて、旅のことは色々と書いておきたいことが沢山あるが、まずは感動のサプライズ。
 滞在の最後の日は、一人で街歩きをしながら、ハルビンらしい古い西洋風の建物の写真を撮って歩いた。夕方ホテルに戻ると、二人の学生から電話だ。最後の夕食が一人ではさびしかろうと、ホテルまで来てくれた。そして皆からのお礼だといってプレゼント(中国語で「礼物」)をくれた。ホテルのロビーで受け取って開いてみて泣けた。 「活性炭彫−浄化空気的芸術品−」と書いた置きものだった。写真の丸い厚めの板に「福」の字が彫られているのがそれ。一緒に食事をしていた時に私が喘息の薬を飲んでいるのを見ていた。それで「これを部屋に置けば喉にいいです」とくれたのだった。
 よくもまあ、ここまでの心使いができることにビックリ感動。
 そして食事は、最後なのでホテルのレストランでごちそうしようかと思ったら、私が「辛い料理が好き」と言っていたのを覚えていて、そういう料理の店に行こうと、連れて行ってくれてしかもごちそうしてくれた。決して高級な店ではなく、学生が気軽に行くような大衆的な店。これがいいのだ。食べたのは酸辛湯(サンラータン)。辛さ休めのパンケーキのようなものと、ハルビンならではのソーセージもつけてくれた。あまりの辛さと酸っぱさに、鼻をかみかみ、涙もふきながらハフハフ、ヅルヅルと食べた。
 まだあどけない高校生のような生徒たちに、こんなに心憎いことをされると、中国の将来には希望があるなと感じざるを得ない。感動のサプライズだった。