春節−新年快楽
今日は旧正月。中国のお正月だ。中国の田舎から都市部に出稼ぎに出ている人たちは、この日を田舎で過ごすために、少し前から帰省している。
また学校も春節のお休みに入るので、海外旅行に出かける人たちもいる。そういう人たちは恵まれている方の人たち。私が毎朝立ち寄るコーヒーショップにも近くのホテルから小学生の子供を交えた親子連れが朝食を食べに来ていた。あの子たちの目に、日本はどのように写っただろうか。
中国のお正月は、まず昨日の大晦日に「団年飯」を食べる。これは家族そろって食事をすることで、日本ではすき焼きなんかが多いようだが、中国では何でも色々食べるのかなあ。
そして今日の春節には餃子を食べるのが習慣と聞く。それにちなんで昨日から餃子を食べたいと言っていたのだがついに出て来なかった!29日には日中友好協会で春節の会をやるので、そこで餃子を食べることにしよう。31日には中国菜の会で新宿の上海料理屋さんに行くことになっている。楽しみ!
ふと見ると、外は雪。フラッシュに雪が写って、向こうの景色が写らない。いいカメラは写るのだろうな。
正月らしい風景となった。ただし日本の正月風景だ。中国の場合は爆竹などをやって、にぎやかにちがいない。横浜の中華街にでも見に行きたかった!しかしこの雪が積もったら、明日は電車が動かないカモ。案ずることなかれ。なるようになるさ。どうも最近このような感覚になっている。
ところで中国はGDPでは日本を抜いたが、一人当たりGDPという数字を見ると、まだまだ世界ランクは低い。額としては日本の10分の1程度で、ランクは104位だそうだ。私の友人で日本語を話す中国の人達は、中国社会ではほとんど高額所得者と言えるだろう。そうでない人たちがどんだけたくさんいるか、ということだ。その格差は大きい。
しかしこの春節に、田舎に帰って家族で食事をするという幸せは彼らならでは感じるものだろう。新年おめでとう!