天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

 日本は水に恵まれた国だ。少し山の方へ行くと湧水が出ている場所がある。
 たとえばこの写真の水。「恩若の水」と書かれている。
 これはどこにあるかと言うと、山梨県甲州市だ。なんてことは無い私がいつも行くゴルフ場の駐車場の脇にある。今日はゴルフに行ったついでにペットボトルに2リットルもらってきた。正真正銘の天然水。お茶を淹れていも美味しいし、この水割りが最高。
 水の流れのあるところに人間が住みつき、その社会が広がった。水のある地域と言えば大抵川の流域が連想される。確かにこの湧水のあるそばにも小さな川が流れている。しかし、湧水とは地下水の出口が地表に出ている部分のことだ。人間の生存に必要不可欠な水は、実は地下にもある。
 アフガニスタンはじめ、水不足に悩む地域に対しては井戸掘りのボランティアがある。しかし、この井戸も豊富な水がないと水位が下がり、涸れ井戸となってしまう。事情を知っている人は、井戸は掘り下げてメンテナンスをするものだくらいは知っている。しかし、一般庶民はそこまでのことを知らずにいる。井戸は古くなると涸れると思っている人もいる。
 水位は場所により色々な原因でで変化する。地球の温暖化もその一つ。温暖化といえば、地球の温度が上がり、南極などの氷が解けて、海の水位が上がる。つまり水が増える。しかし増えるのは海水であって、生活に必要な人の飲み水や農業に必要な水が増える訳ではない。海面が上昇して陸地面積が減少する。高い山の氷河が流れ去ってしまって、氷河により定量的に供給されていた地下水が減少する。洪水と乾燥の繰り返しになり、農業作物ができなくなり人の住める地域で無くなってしまう。
 その点、山が多く森が多い日本が水にも恵まれていると言う訳だ。こういう場所に生まれたことを幸せに思わなくてはいけない。この環境を破壊する行為は止めなくてはならない。天然資源を消費して工業化を進めてきた先進国は環境破壊の先駆者でもある。
 もういい加減に本気で見直す時がきている。