天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

久々的銀座寿司

 突然先輩から会社に電話をもらい、先輩の行きつけのすし屋に行った。新宿勤務になって以来、山手線の中に行くのはお茶の水の眼医者さんだけだった。たまには都心を歩くことも、久々に旧交を温めることも豊かな時をもつには大切。ということで、平気でゴチになっている。
 話題はいろいろあったが、やはり新総理とその体制について。総理は大学の後輩にあたるとはいえ、だからと言って支持するかといえば、そういう簡単な問題ではない。どうもパッとしない。もぐらということもある。では他に誰かと言っても、これはと言う人がなかなか見当たらない。色々情報があるので、皆スネに持つキズが災いしているのかもしれない。
 そこへゆくと、お隣の大国、広大な中国の後継者たらんという人の方が、政治家としての質が高いのではなかろうか。腐敗した幹部は論外だが、悠久の歴史をもちつつ、過去数十年の間の政策をどうソフトランディング的に方向転換して、13億超の民の生活を守るのは並大抵のことではない。かつてのマオさんのような覇権主義では人民がなっとくしない時代になっている。
 日本の今の苦境とは全く異なる。日本の場合、人のいい国民性が戦後の驚くべき経済発展をもたらした。今は、皆が納得する安定期に入ってゆくときだが、従来感覚の延長では舵取りは難しい。だからと言って、英雄待望でも困る。リスクが高すぎる。北欧の国のありかたが一つの答えだと思っているが、日本の文化的民族的独自性を踏まえてゆくことが必要だ。
 銀座の寿司はクルクル回っていない。最近の子供のかなり多くが、寿司は廻ってくるものと思いこんでいる。いい意味では、それほど高級食材の寿司が、庶民のものになったとも言える。これも大切にすべき日本の食文化だな。先輩ごちそうさまでした。