広域防災訓練
暖かくなった4月の日曜日、我がコミュニティーでは近隣の自治会などと一緒に広域防災訓練を行った。自主防災隊の一員である私も押っ取り刀で参加した。地元の公園から、訓練会場の小学校まで想定被害個所を回避しながら歩いた。
会場の小学校校庭で、まずは開会のあいさつなどから始まる。何しろこのような広域訓練は、この界隈では初めての試み。なので、主催者側の関係者も多く、挨拶にも力が入る。余震の続いている中での訓練なので、尚更だ。午前10時とはいえ、暑くなった中で長々とあいさつを聞いているうちに、気分が悪くなる人もでるほど。
小学校の校庭で、朝礼のように話を聞く人々。
本格的な消防車も来ている。
お人形を使った救助訓練も行われた。
放水の訓練もした。
こんなに広がる放水もできる。
はしご車も出動していて、子供たちは順に乗せてもらった。
今日の訓練は、地域の消防所数か所や、消防団、ボランティアの参加もあり。相当大掛かりな準備がされていた。新たに出来た消防署の出張所の所長と言う人も来ており、新たな任務に張り切っている様子がうかがえた。参加者は540人だったことが、後から報告された。約二時間の訓練期間中に、消防車3台は本物の火事に出動して行った。
大地震の後と言うタイミングや、新設消防拠点のお披露目ということもあったであろうが、このようなことをやろうと言う運動は以前から地味に行われており、やっと実現したということだ。そういうコミュニティ活動を推進してくれている人たちに感謝。そして、こういうことに無報酬で、強制されたわけでもなく参加しようという意識の高まりは、本当にいいことだと感じた。