天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

台湾の少数民族

 Amazing Voiceというテレビ番組を見た。この番組は何かな?と思ったら、台湾のアミという少数民族の歌声がテーマだった。その歌はアトランタオリンピックのテーマソングに使われたものらしい。台湾に元から住んでいた人たちなので、本省人という人たちかと思ったらそうではなく、あくまでも現住民族の少数民族のようだ。
 その服装や、声高の歌声を聞いていると、雲南省少数民族の衣装や歌声に通じるものがあるように感じた。そして、彼らは台湾の歴史の中で大変苦労して来た。
 そのことを歌で訴えた人もいる。それはまさしく少数民族の歌声でありながら、ブルースに通じるものがあった。アメリカで抑圧されていた黒人の歌と、台湾で抑圧されていた少数民族の人たちの歌に共通の響きがあった。
 さらに、抑圧されていた少数民族と言えば、日本の北海道のアイヌ民族もそうではないか。アイヌの人たちの民族衣装も、色合いが違うものの台湾や雲南省少数民族の人たちの民族衣装に、デザインが似ているように思う。あくまでも似ているレベルであるが。
 台湾の少数民族の人たちは、ついこの間まで、十数年前までその抑圧、差別的な扱いが続いていたという。中国本土における少数民族は、昔の状況はよく知らないが、今は私の知る限りでは別に抑圧されている事はないはずだ。民族大学というのがいくつかあって、少数民族を優先入学させる大学が用意されている。昨年、日本語教師の方を訪ねて行ったところがそうだった。
 これはもう少し調べてみたい。つまり少数民族繋がりの有無とか、彼らの歴史などだ。台湾にも久々に行ってみたくなった。忙しい。