天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

新学期

 新たに始めた中国語のクラスの一日目だった。このクラスに初参加なのは、私ともう一人だけ。そのもう一人も、一昨年通っていたクラスでの仲間だった。日中友好協会の教室なので、仲間内で先生をサポートしているような面もあるかもしれない。
 先生の故郷は広東省のシンセンだった。春休みに帰省していて、日本に戻ったところらしい。中国のお菓子をお土産に持ってきてくれた。久々の帰国だったらしく、向こうで中国人的な反応を少し忘れていてとまどったという。
 それと、中国に行ったら日本から来たと言わない方がいいということだった。それは日本からのものは、人も土産も放射能汚染されているかのように見ている人達が多いから、ということだった。残念ながらその程度の認識なのだと話していた。
 日本の被災者を支援しようと言う声もある一方で、このような反応も普通の庶民の反応として、有りうるのだろう。日本人も逆の立場であったならそれに近い反応をする人たちもきっといるであろう。
 話は中国語教室の新学期のこと。会話の例文は既に周知の文型が多い。というか基礎的な部分が多いが、文法解説も付いている。中国語の文法を、中国人が日本語で日本人に教えるというのは相当困難を伴う作業だろう。先生は一生懸命話すが、理解に苦しむ点も多い。
 それでも今までは中国語教室といえば、会話の練習ばかりだったが、文法の話を聞くと、改めて「文法」という分野とは何なのか考える。また、日本語を外国人に教えるための日本語文法との違いを知ることもできる。ともあれ、単に会話の練習というよりも、色々な人と接触する場の一つであり、色々なことが分かる場所でもある。しばらく通ってみるか。