天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

台湾からの支援

 Pray for JapanというTwitterのサイトがある。開くと、リアルタイムで世界中から日本への励ましの言葉が、次々と出てくる。今日もなお世界中が日本に関心を持って、物的、精神的な支援を送ってくれる。ありがたいことだ。こういう世界になってよかったと思う。一方で、まだここに至ることのできない人たちもいることを忘れてはならないが。
 このTwitterで紹介された動画サイトを見ると、世界中の音楽関係の人の歌声やメッセージが地震の写真と共に流れてくる。中でも中国語のものを選択してみた。We are the Worldという歌の中国語がを字幕入りで流れた。字幕の字を見ると繁体字であり、これは台湾からのメッセージだった。被災地、被害者、避難所の写真が次々に流れ、最後に「我们一定要加油!」とあった。涙が出るほど嬉しかった。
 台湾と言えば、被災後いち早く人的支援に加えて、多大な資金援助と物的支援が表明されている。そして既に沢山の物が届いている。
○一例(宮城県宛のもの)
3月16日送付分:・発電機292台、・毛布50箱、・寝袋50箱、
          ・スリーピングマット50箱、・保温ジャケット910箱、
          ・防寒着 2000着
3月19日送付分:・毛布595箱、・寝袋441箱
3月25日送付分:・食品8.8トン
 福島県岩手県にも同様の物が届けられている。(財)交流協会のホームページより抜粋。
 一昨日、たまたま台湾の少数民族とその歌声のことをテレビで知り、少しここにも書いたが、昨日はやはり台湾で、日本の男性俳優が台湾の若い女性にモテモテになっていることを知った。日本の女性たちが「韓流」とか言って、ヨン様に代表される韓国の男性俳優に熱をあげているのと似たような図式だ。日本のテレビドラマが台湾で放映されており、それを見ての影響だ。
 女性ファンたちは、まだ上手くはないが日本語も話す。ドラマで学習できるのだ。一昨日の少数民族の人たちは、皆高齢者だったので、若者の喜ぶテレビドラマ見ないだろうが、やはり日本語を話されていた。
 台湾と韓国のお年寄りが日本語を話すのは、過去における日本の侵略の歴史が背景にあるのだが、台湾では親日的な人が多い。そして台湾と言う国から、今回の地震に対して多大な支援。ありがたい。
 背景を少し考える。地理的には、台湾は日本列島の南の方にあり、沖縄からはすぐのところにある島国だ。アジアの東で太平洋に面した島国という共通点がある。そして、ここには少数民族に代表される原住民と、中国からの人たちが暮らしている。
 経済的には、日本の統治が終わった後も、戦後状態が落ち着いた後には、経済進出という形で日本から自動車産業をはじめ、台湾に多くの製造業が出た。そのことで、台湾の産業を促し、台湾の経済発展に大きく貢献したことは確かだろう。 
 それを評価してのことかどうか分からないが、要するに、文字通りお隣通しの協力関係がお互いに大切。ということを、今回いちはやく実践で示してくれたということだと思う。
 英語で言えば Vice Versa(お互い様)。いい言葉だ。これの大規模版。これは大きく評価したほうがいいかもしれない。