天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

中国の食べ物

 中国の食べ物といえば、中華料理だろ今更なに?上海料理とか四川料理とか広東料理など色々あるさ。みんな日本でも食べられる。
 しかし中国の庶民の食べ物と言えば、屋台料理。本格的屋台料理を食べたことは一度だけある。あの時は、日本で言えば焼き鳥か串焼きのような感じで、しかし串にささっているのは羊やあひるの肉だった。羊の場合、シシカバブと呼ぶのが適当かもしれない。安くて旨かった。
 そんな屋台料理を一挙紹介してくれる本がある。「中国まんぷくスクラップ」浜井幸子著。もう2年ほど前に買って、時々見て楽しんでいる。しかしよくよく見れば、よくもまあこれだけの写真を撮ったものだと感心する。
 本のページはほとんど食べ物のカラー写真。それも、屋台や庶民の食堂で出るようなものばかり。勿論庶民の食べ物も地域ごとに色々。そういった解説と共に、そのお店のおばちゃんなども写っている。ここまでやるとは、浜井さんという人も相当な中国大好き人間だ。その後、この方は台湾、韓国へも庶民の食べ物探しに出かけている。そういう本が何冊か出ていた。
 こういう文化交流もいい。女性の方がこのような活動は向いているだろうか。中国茶にはまった人も、知っている限りは女性(二人)だ。以前小泉武夫という人の「中国快食紀行」という本を読んだが、こちらはあくまでも読み物で、写真はモノクロで少しだけだった。カラフルで楽しげな文化交流はなんとなく女性の方がいい。雲南省少数民族の美しい民族衣装もみな女性の衣装だ。
 ともあれ、この浜井さんの本に出てくる多様な中国の食べ物を見ていると、本当に中国は広いと感じる。どれもその地で永々と食されてきた庶民の味。長い年月人の舌で改良された味だから美味しいのだろう。私が広州でいつも好んで食べる雲呑麺(ワンタンメン)もさっぱりして美味しいと思っていたら、しっかりこの本に広州の代表選手として載っていた。
 また出かけて、中国の庶民の味を食べたくなった。次はいつ?