天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

明天是春節吧

 明日2月3日は、日本では節分で、中国では春節です。中国の多くの会社は今日から1週間ほど休暇にあるようです。今年は日本の節分と春節がたまたま一致していますが、毎年こういうことではないようです。先日今年の春節は2月14日だと書いてしまいましたが、今年は3日でした。読者の方から、春節について書いた内容の誤りについてご指摘がありました。嬉しいことです。
 さて節分といえば、日本の風習は豆まきですが、子供のいない家としてはあまり盛り上がりません。中国では爆竹です。これは威勢がいい音が響くのですが、危ないので色々と規制もあるようです。
 で、明日は自分はどうするかというと、節分でもあるしというよく訳のわからない理由をベースに向島に行こう、と誘われています。以前二度ほど誘ってもらって、これが三度目。二度あることは三度あるとの諺どおりになったわけか。
 それにしても中国のみんなはどうしているのだろう。ある友人は春節を前に帰省し、もう職場に戻っている。それでも今日から二日ほどはお休みらしい。東莞などの工場労働者諸君は、お土産やお金を持っていそいそと帰省するというのが大半だろう。そしてもう戻らない人たちも何割かはいるらしい。しかし、バブル経済を実感し、都市での暮らしを経験した若者たちはまた貧しい暮らしぶりにもどることは、なかなか選択しがたいようになってきたのではなかろうか。都市で仕事があるうちは、それでもいい。しかし、都市に住んでも農村戸籍のままでは子供を育てるのも差別的に費用がかかる。いつまでこのような状態が続くのだろう。中国の格差問題は深刻だ。
 春節の日にちの間違いを指摘してくれた友人からは、最近中国ネタが少ないとのおしかりも受けた。しかり。本人もそれはうすうす気づいていたところであり、返す言葉は無い。弁解としては、これは日記なので・・・ということだが、これはやはり弁解にすぎない。中国のことを書くにはネタを仕入れなくてはならない。そのために、というか実のところそれもあって時々中国に行くようにしている。ネタは毎日の新聞を見るだけでも転がっている。日中友好協会の人で、新聞の中国関連記事を毎日切り抜いている方がいらっしゃるが、その方曰く「最近は毎日中国記事が多くて切り抜きも大変」とのことだ。しかし、その活動はいい記録になることと思う。
 それから中国の本を読む。中国に関する観測本。中国の現代小説。古典。などなど。今読んでいるのは十八史略。といっても正しくは「小説十八史略」という陳舜臣さんの本。これは謂わば古典の部類ではあるが、庶民というか中国人気質が如実に分かるような本という気がする。これについてはまだ読み始めなので、深入りは避けたい。中国現代小説とはかなり異なるということは確か。そのうちちゃんと整理してみたいと思う次第です。