天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

節分の向島

 予定通り今日は先輩と、昔の仲間と3人で向島へ。いつもの料亭に着くと玄関のところで座ってお出迎えしてくれるお姐さんたちが、いつもと違って派手な洋服を着ている。向島界隈では、この節分の時期だけ「お化け」と言って、色々な格好をしていつもと違う芸を見せてくれるとの事だった。
 初めはよく分からなくて、話をしながら飲んでいたが、準備が整ったらいよいよ開始。ふすまを開けて出てきた彼女たちはテンポの早い音楽に合わせて踊りを踊る。いちもの日本舞踊ではない。要するに最近のはやりの踊りつきの女子グループサウンズのまねごとだった。
 真似といっても彼女たちはエンターテイメントのプロ。何週間かかけてしっかり練習を積んでいるので、見ごたえがあり楽しい。
 思わず写真を撮りたいと思ったが、そこでそのような無粋なことは躊躇される。お座敷の中の出来事は、お座敷の中だけで終わりにするのがいいのだ、と思った。
 それから3人で一人何曲かづつカラオケで唄う。私は懐かしい曲の中に「月亮代表我的心」を歌った。今日のメンツではあまり受けないことは分かっているが、やはり今日は春節。中国では友人たちが集まって色々楽しんでいる。そこに思いをはせて、つい中国語の歌を唄いたくなってしまった。
 このようなお座敷遊びをする人も、もう少なくなってきたらしい。帰りのお土産は福はウチの豆だった。