天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

レトロな明治

 先日、先輩に連れて行ってもらった神田のお店ランチョンは、今年で100周年だそうだ。100年前の1910年といえば、明治43年。レトロな昭和どころか、明治であった。ビヤホールとしてテレビで紹介されていた。明治をレトロと言うのかどうか、レトロよりももっと古い感じだ。
 レトロといえば、「一時代前の」という感じではないか。明治となるともはや歴史上の時代と言えるだろう。その頃から続いている店、という意味では歴史的なのだろうか。そういう意味では操業100年以上の会社はまだまだある。早い話がテレビドラマ出演中の、かの岩崎弥太郎さんの会社も今や日本の基幹産業の一部を担いつつ健在。時代に適合しながら営々と続いている訳だ。
 そういえば、私のいた会社も、私が現役の頃操業100周年の記念行事を行ったものだ。という具合に古さだけで言えば、100年と言うのはそれほどではないのかもしれない。100年生きている人もいる。
 そういうことではなくて、文化の変遷と言う意味ではここ100年の間には色々と移り変わっている。その昔の雰囲気を保っている今も健在のお店というのは貴重なのだろう。他には無いから。
 ちなみに、明日私が参加する富士登山競争は第63回である。63年前といえばちょうど終戦直後と言われた時代だ。敗戦で意気消沈している日本に元気をもたらす目的のレースだったのかも知れない。その意味では今も必要なレースだ。喜んで参加させていただくこととしよう。