天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

明日も出社

 連休明けのフル1週間は長いな。明日も出社する必要がある。昔を思えばぜいたくなことを言っている。昔でなく、今の中国を思ってもぜいたくだな。中国は日本に比べて休日が少ない。年休はみんな取っているのだろうか。少なくとも私の知っている友人は休日が少なく、手取りもさほど多くない。
 ぜいたく言ってないで、残り時間(人生の)を有効に使うために忙しく活動しよう。有効に使う目的にあうであろう本が昨日届いていた。「同じ時のなかで」スーザン・ソンタグ著、書評の番組を見て、感動して、即注文したものがやっと届いた。そんなに売れているの?と思ったら去年の9月28日の初版本だった。値が出るかな。初版というと、ついそういうあさましいことを考える。
 パラパラとめくって見ると読みにくそう。もう一人のスーザンの訳本とどっちが読みやすいだろうか。問題は訳と内容と書きぶりだ。訳者のスタンスあるいは性向と、書かれている内容への理解度、興味度。そして文そのものがあまりにひねったものだと、主張する本は読みにくい。主張の表現はストレートがいい。そしてどうしてそういう主張になるのかについての解説がほしい。結果は読んでから書く。
 その点、初めから日本語で書かれた文章は読みやすい。読みやすく書かれた文章は、尚更読みやすい。あたりまえだ。しかし、こ難しいことを読みやすく書くということは一つの才能かもしれない。もうすぐ読み終わってしまう唐さんのエッセイ本は読みやすい。母語が中国語の中国人であるのに、その書かれる日本語は読みやすい。書くことについて、そうとうの修行をされたのかと思うと、そうなんだろうけれどDNAの問題もあるかもしれない。何故なら、最後の方に氏のお父さんの書かれた手紙と、その手紙が書かれたいきさつが出ているが、そこに、お父さんは「解放軍報」「人民日報」の総編集長の経験をもつ人だったことが書かれている。まさにこの親にしてこの子あり的な、文書へのこだわり人間なのだろう。
 そういった純粋な、生粋の、毛沢東を支えた共産党幹部といえば、「ワイルド・スワン」を書いたユン・チアンのご両親も生粋の共産党員だった。そういう人たちに支えられて毛沢東の革命は成功したのだ。それなのに、そういう人たちは文化大革命で大変な目にあった。ナンタルチア。
 ともあれ、明日は出社。そのあと(下班後)は中国原産のゲームを介したお付き合いの予約が入ってしまった。