先週式を挙げた息子たちが、新婚旅行から帰ってきた。サンフランシスコとラスベガス、グランドキャニオンに行ってきた。私は1987年に研修で行った場所だ。懐かしいと同時に、20年以上経っていて殆ど景色は変わっていないことに、感慨を覚える。
グランドキャニオンという自然の風景、地形は、20年くらいで変わるわけがない。もっともっと気が遠くなる時間の経過で、この風景が作られたのだ。自然によって、自然にこうなった。
一方、ラスベガスやサンフランシスコの町並みも、多少新しい建物ができているにしても、その風景は変わらない。サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジなどは、そのまま。ペンキは塗り替えているだろうが、そのくらいのメンテナンスはあたりまえ。
即ち、20年前から、人工物を含めてこれらの街は出来上がった町だったのだ。そこへゆくと日本は20年でかなり変わるし、中国はまだまだこれから。街ができつつある。2008年が北京オリンピックで、1964年の東京オリンピックに相当すると言われたイベントだった。新幹線も次第にできつつあるところだ。４兆元の経済対策の大半が公共工事としてインフラ整備に使われる。その多くの部分は役人の私腹を肥やすことになろう。日本も当時は似たようなことだったかもしれない。
話は新婚旅行。写真をいっぱい撮ってきた。無事帰って来たので一安心。これから先は二人に任せるしかない。
