天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

建国記念日

 今日は日本の建国記念日。これは、中国の国慶節に該当するものかというと、大間違い。中国の建国は60年前だった。これは、共産党による中国の現代的な意味での統一が果たされ、今の国家体制が作られた日だった。毛沢東天安門で高らかに中華人民共和国の成立を宣言した日だ。日本の場合、これに対峙すべき日は終戦記念日、又はポツダム宣言を受諾した日であろう。
 戦争前の日本は、「大日本帝国」であり、以後の日本は「日本国」なのだ。これが新生日本が生まれた日のはずなのだ。2月11日というのは紀元前660年2月11日に神武天皇が即位したという、ほとんど神話の世界の話だ。これに匹敵する中国の日は古い。夏という国がいつ出来たかという話になる。
 日本がこの日を建国記念日にしたことは、第二次世界大戦を引き起こしたという反省が無いと見る見方がある。神国日本などという宣伝を認めることにつながる。神国日本などと言う言葉は、一部の軍属が世間を洗脳して戦争に駆り立てるために使った言葉だ。
 そういうわけで、今日と言うこの日は、ありがたく休日を満喫するのはいいとして、我々は日本人として過去を振り返り、日本人としての反省をしながら、将来に向けて何をすべきかを考える日にしたい。