8月に思うこと
8月になると、日本人が戦争のことを反省するべき日が続く。まずは8月6日の広島への原爆投下、そして9日の長崎、そして15日の終戦記念日。
8月15日は昭和天皇が敗戦を国民に宣言した日であ、記念日とするなら「敗戦記念日」とはっきりさせたほうがいいのではないか。中国ではこの日は抗日戦争勝利記念日となっている。
そもそも我々の世代は、この戦争を太平洋戦争と呼ぶように学校でおそわってきた。第二次世界大戦に参戦して負けた、という歴史教育であった。負けた側はドイツ、イタリアと日本であり、たまたま負けたみたいな印象をもつような具合だった。日本が中国に出て行って何をしていたか、満州国のことすらサラリと触れて終わった。
しかし自分で学習するようになって、この戦争が何だったのか、島国の日本がどうして外に出て行って武力行使したのか、自分の目でいろいろ見えるようになった。と思っている。
例えば大東亜共栄圏って、植民地主義の延長でなくて何だったのか、とか。
時代も変ってきていると言える。民主化がこれだけもとめられる時代になった。もとめられるということは、まだまだ実現できていない地域や分野があるということだ。
教育宣伝というのも重要な活動だ。この夏、日中友好協会八王子支部の理事会に参加要請があった。7月末で団地の理事会を下りるおこができてやれやれというところだが、こちらはひとまず何が出来るかお引き受けしようかと思う。団地の理事も、会社勤めをしながらはなかなか大変だった。こちらは時間の許す範囲で、とはいえ日中友好の活動とは先日の盧溝渠事件77周年の集会に参加して、平和維持の活動そのもであることを再認識したので、まずは参加してみて考えるとしよう。