天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

北京格安ツアー(7)最終回

 日中友好新聞の八王子支部版に連載してもらっていた私の北京・天津旅行記がようやく最終版となった。

○北京−天津 新幹線の内部

 さて、その夜、私は連絡してあった現地の友人と、旧交を温めに出かけた。同行の友人は、ホテルの住人に、天津の夜が思い出に残るようにと頼み、身柄を預けた。その結果は十分な満足を得たものらしく、「次は、天津ツアーに参加する」と言っていた。翌日、北京南口駅に戻り、そこからタクシーで空港へ向かい、ツアーの皆さんと再会した。
 この「北京格安ツアー」を総括すると、安いことについては、それなりの理由があった。それは、買い物ツアーであり、一説によると現地の案内人には、旅行会社から賃金が支払わられておらず、旅行客を連れて行くお土産店からのリベートが、彼らの収入になっているという。今回の様子を見ていると、ある程度、納得する話だ。故宮内で書画の販売処のような所に連れて行かれたときは、世界遺産を管理する国家組織の公務員のような立場の人達とも、そういう提携をしていることに驚いた。しかし、ガイドの黄さんの言うには、故宮の維持管理には国からお金が出ておらず、入場券販売や、おみやげ物の売り上げが維持費とのなっているとのこと。ならば、そうした仕組みに乗ってお金を使うことも良いのではと思った。
 格安ツアーのはずが、トータルしてみれば安くないと思えるかもしれない。しかし、それが分かっていて行くのであれば、買い物は一切しないという方針を立てるのもよし、気に行った物があれば予算の許す範囲で買うのもよし。いずれにしても、初めて行く外国の場合、ツアーだと労が少なくて、様々な所にいけるのは確か。うまく利用することがお奨めだ。(終わり)

 さて、次は広州−武漢の新幹線に乗りに行った旅行記を書くことになっている。来月のことだが、今度は手短にポイントを書いてみよう。