中国語では火車と書いて自動車のこと。日本はエコカーブーム。以前、エコカー購入を検討して、本当のエコは今の車を乗り続けることと得たり。のはずであったのに、買い換えることになった。火車のせいで家計が火の車になってしまう。
今の車は、ある意味いわゆる名車の類で、とても運転しやすく気に入っていた。機械なんだから、長く乗っていれば故障もする。すこしメンテナンス費用がかかる状態になっただけなのに、家内が運転中に止まるということがあったので、長期使用に意義を唱えはじめたのだ。贅沢な話だ。中国では、富裕層が車などどんどん買うとはいえ、私が気持ちを寄せる出稼ぎ組みの人たちは、移動手段などは時間さえあれば歩くのだ。
いづれにしろ、フツーの自家用車的には十分乗ったので、いい車であれば買い換えてもいいと思いつつ、中国旅行から帰って精力的にディーラーを回った。３台試乗して運転が気に入ったものを買うことにした。Ｓ社のＬ車。４輪駆動でロードに吸い付くように走る。国土交通省の評価では、安全性の点でも最高の評価となっている。
と言うわけで、歳に似合わない車を買うことになった。生涯現役を目指す我としては、まだ若い車に乗るのもいいだろうと自己納得をさせている。
この車で走りたい場所は、実は中国。あの広い国土をがんがん走り回るのもきっと楽しいに違いない。今は、中国で車といえば大都市の渋滞、高速道路を歩くやつがいる、事故のときの喧嘩が出来なければ、などと心配なことが多い。しかし、早晩ドライヴを楽しむ状況になると思う。そのときのエンジンはガソリンではないかも知れない。
ともあれ、長年乗ったＴ社の車から、学生時代に始めて乗った中古の３６０ＣＣ軽自動車のメーカーの車に帰るのだ。現役ドライバーに復帰するぞ！
