天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

休み明け

 今頃は中国は国慶節の休み明けなのだろう。即ち、休みに田舎に帰っていた人たちは、職場に戻るために都市へ移動するのだ。これも大移動。行きはよいよい帰りは怖い。という言葉が日本にはあるが、中国にもこれ的な表現はあるだろうか。
 10月1日の前から休暇をとって、ぞろぞろと労働者たちは汽車に乗る。中国の汽車の切符はとても買いにくい、ということが「愚か者、中国をゆく」(星野博美著)と言う本に書いてあったが、今でも事情は同じだろうか。
 行き、即ち出稼ぎ労働者たちが田舎に帰るときは、どうにか買える切符で帰るものの、職場に戻る切符を前もって買っていない。いざ帰ろうとすると、みなが帰りたい日は重なる。指定席の切符や、中国特有の長距離の寝台車の切符は数に限りがある。以前と状況が同じだとすると、販売する駅ごとに売れる枚数の制限がある。帰りたい日に座席が取れず、10時間をあたりまえに越す中国の鉄道の旅を立ち席切符で帰る人たちも大勢いる。私の友人の中には、やはり買えずに飛行機の切符を買った人もいる。随分な出費のはず。フツーの出稼ぎ労働者では、そのようなものは買えない。
 ところで今回の国慶節の軍事パレードはすごかったらしい。中国にいればテレビ画面で中継を見れたのに。この軍事パレードというものは、毎年やっているわけではないらしい。建国以来60年の間に、十数回しかやっていないとのこと。やれば費用もかかるし、ということなのかもしれない。しかし今年はやってしかるべきタイミングという気がする。世界が不景気で、米国さえ中国マネーをあてにする時代なのだから、中国が国力を世界に示すことに意義をとなえる人はあまりいないと思う。
 ともあれ建国60年。様子を見に行こう。