天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

選挙

 明日は選挙の投票日だが、名古屋まで法事に行くので期日前投票を済ませた。政権交代というのが今選挙のテーマなので、投票率は上がると思うが、それにしても内容の無い選挙という気がしてならない。
 色々な主張や意見が飛び交うが、なるほどと思う意見を列挙しておくと次のとおり。
政権交代が重要であるとの主張があるが、交代するだけでいいのだろうか。問題は何ができるかだろう。
公明党自民党が連立していると言うことは、自民党に投票するのは公明党に投票するのと同じことだ。
郵政民営化が失敗であったかのごとく言うやからがいるが、民営化を推進した小泉さんを当時の国民は支持していたことは事実。民営化したことが失敗なのではなく、民営になっても働きの悪い組織要員が問題なんだろう。
・官僚を批判し、官僚の数を減らすのは大賛成。そういうことを主張する正統は複数ある。が、現状の官僚組織の問題を具体的に分析して指摘するというところまで、なかなか行かない。
*政策立案自体を、民間のシンクタンクのコンペにしてしまったらどうだろう。結構いいのではないか?これは私のアイデア
 ところで、中国には明日の選挙と同様の位置づけの選挙は無いよね確か。官僚の世界はあるが、政治家イコール共産党員なので、共産党員の中での選挙はあるのだろうな。仕組みを書いた本を以前読んだが詳しいことは忘れた。
 中国における共産党員というのは、皆が皆そうではなくて、党員資格を持った人とそうでない人がいるのだ。党員になる要件は色々あるのだろうが、以前共産党員という肩書きを持った人の面接をしたことがあった。中国の合弁会社の人材採用のときだ。女性だったが、きちっとした人で、考え方がとてもしっかりしていたような印象がある。おまけに美人だった。
 彼女は応募してきたときは、図書館だかどこか堅いところで働いていたのだが、新しい会社の募集を見て、どのようなところか見に来た様子だった。条件がよければ入りたいというのでなく、今の仕事と新しい会社とを冷静に見比べて、自分で結論を出したようだった。結論はその会社の採用担当者がラブコールを送ったにもかかわらず、来なかった。
 そのことはともかく、ああいうのが共産党員なのかというときっとそういう訳ではないと思われる。演説が上手いだけで、実行力と言う点では問題がある人。やはり偉そうなことを言っても、動機がきわめて個人的な権力欲、金銭欲だったりする人。当然、共産党の現代的存在意義をわきまえて、自ら行動する人。要するに色々な人がいるのだ。でも中国の場合、共産党というくくりの中でまとまって政治をやっている。他の党もあるにはあるらしいが、お飾り的なものらしい。
 現在の日本の場合、どの政党もマニフェストとかに特徴を出そうと必死のようだが、基本的な部分では大差が無いと思われる。なのに政党間で政権争いに終始している。
 政党や派閥は議論を推し進めるうえで、便利なものだろうと思われるが、現代のように官僚組織の非効率や腐敗が共通の認識としてあるならば、党の枠を超えて改革をしようという主張があってもいいのではないだろうか。