天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

本屋さん

 勤務先から一番近い本屋さんは、日中友好協会の本部のある日中友好ビル(?)の一階にある中国書籍屋さん。昼休みに昼食後の腹ごなしに歩くとすぐ着く距離。神保町まで行けば中国専門書店としては、あの内山書店や東方書店があるが、こちらの近い中国書店もなかなかいい。狭い店内ではあるが、中国からの到来本の数では他の2店にひけをとらないのではないか。特に漢方医薬の解説書は、その方面の専門書が盛りだくさんという感じ。中国語の専門書なので、買って読むことはなく、いつも色々と立ち読みをさせてもらっている。
 次に近い本屋さんは、「時代屋」という看板を掲げた歴史本の専門店。今日もここを少し覗きました。歴史本専門店などというと、客筋はさぞおじさんばかりかと思っていると、あに図らんや若者が結構多いし女性も来る。要するに色々な客が来ていて店が繁盛しているってこと。「時代屋」なので、歴史本の他に時代小説の売れ筋は大抵揃っている。今日は「藤沢周平」という雑誌が目に付いた。司馬遼太郎氏関連の本などは盛りだくさん。
 今日目についたのは、周平さんの他に歴史関係の月刊誌の厚手のやつ。満州の特集になっていた。満州関係は、今も「ワイルド・スワン」を読んでいるが、私のような庶民レベルの目線で見れば、今さらどう理屈をこねても日本政府のしたことが正当化できるはずが無いと思う。日本の事情中心の政策であったことは間違いない。この本をパラパラとめくって見ると、島国からあふれた日本人が未開拓の広大な大地を開拓することは、中国人にとってもメリットがある、というようなくだりが目に付いた。ヘドが出る。そういって出かけていって、向こうで行ったことは一体何だったのか。
 私はまだ駆け出しの中国通なので、まだまだ研究が足りないゆえ、あまりえらそうなことは言えないが、理屈や理論でなく、あくまでも庶民として中国と日本を見てゆきたい。