天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

中国茶

 以前から中国へ行くと、よくお茶を買ってきた。お土産用と自家用。お土産で進呈した方で、美味しいと言って、以後中国茶通になっていただいた方がいらして、嬉しい。また次も買ってこようという気持ちになる。が、買うのを忘れている。
 お土産用にはそれなりの高級茶を買う。現地の庶民があまり買わない高級茶店があるのだ。自家用には、庶民の店の商品もとりまぜる。種類は色々ある。鉄観音茶が好みであったが、最近はもっぱらプーアル茶を飲む。北京の茶芸館で洗脳されたせい。以前は、あの黒い葉の塊をほぐして、どれくらいの量で淹れたらいいのかよくわからなった。今は暑い季節なので、冷やして飲む方法を実践している。淹れ方披露。
 やかんにいっぱいお湯を沸かし、沸騰したところにほぐした茶葉を適当にぶち込むのだ。ぶち込む前に、茶葉は湯通しして膨らませておく。これがポイント。気が向いたら菊花茶や他の薬草系の茶葉を少しブレンドする。香りや味が微妙に変化して楽しい。茶葉を入れる前にすぐ火は消して、そのまま温度が下がるのを待つのみ。十分下がったら、ペットボトルなどに入れて冷蔵庫で冷やしておく。これをがぶがぶ飲む。
 同じプーアル茶でも、産地により香りが少し違っている。今度一葉茶をブレンドしてみようか、とあれこれ楽しむ。しかも健康にいい。
 ものの本によると、イギリスで飲まれている紅茶の大半は産地が四川省だという。あの紅茶も、色々香りをつけたものをお土産などで頂く。果物の甘い香りや、アールグレイなどの渋いうまさなど、元はと言えば中国茶を工夫したものだ。イギリスでは庶民の味になっているのだろうか。中国庶民から見ると、ああなった茶はあまり庶民的ではないかもしれない。
 ともあれ最近は、中国茶を庶民的に楽しんでる。どんどん楽しまなくては、増える一方で有り余っているのだ。
 茶器も楽しい。実は茶芸館で使っていた竹製のお湯をこぼしながらお茶を淹れる箱も買った。一人で飲むときはこれ。
この左側のが優れものなのだ。中はこうなっている。

茶葉を入れるところが仕切ってあって、反対側から飲むと葉っぱが口に入ってこない。中国の人は、日常は急須を使わず、普通の湯飲みに茶葉を少々入れて上からお湯を入れて飲むのが普通。そういう場合、この湯飲みは便利。武漢のマッサージ屋さんで出してくれた湯飲みがこれ式だった。同じものが欲しくて、探して買ったのだ。熱いお茶を飲むときは愛用している。