天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

岡山旅行

 岡山まで行ってきました。車を運転できるうちにドライヴで日本のあちこちに行って見たいと言う希望があった。そこへ二胡のシェンリン(沈琳)先生が、神戸在住の箏のウーハン(伍芳)さんとジョイントコンサートをやると言う話があったので、行って見たいと思った。場所は、美空ひばり島倉千代子がそこで歌ったと言う老舗旅館。天ちゃんも泊まったということだが、古くてどの天皇のことかよくわからない。別に知りたくもない。

 岡山と言えば、学生時代の親しい友人が老後を過ごしたところ。1年半ほど前に病没したので仲間と線香をあげに行こうと話をしていた。そこで岡山行きをその友人に持ちかけると乗ってきたので、宿の手配をして待ち合わせ場所を決めて出かけた。

 途中、大阪にいるもう一人の友人宅を訪ねることにした。彼は二つ目の大学を出て医者になり、20年ほど前から芦屋に住んでいる。神戸に近いので、芦屋から1泊目は神戸に宿を取り、翌日岡山へ。神戸の宿はしょっちゅうここに出張に行く孫リンのママに情報をもらって便利なホテルを予約出来た。旅は宿だけとってルートはナビ頼み。神戸からスマホでと検索するとこうなっていた。

 淡路島経由が早いんだ。ということで、このルートで走ってみた。天気は良く瀬戸内海は穏やかだった。

 橋を三つ渡ったが、二つ目の橋、四国へ渡る橋の下には渦潮が巻いているのが見えた。四国から本州へ戻る瀬戸大橋は途中で島に降りる休憩所がある。

 二重になっている橋の下方は列車が走る。四国と本州は普通につながっている感じだ。ぐるぐる巻いた道路でもとの道に戻るとき、四国側と本州側との分かれ道があった。来た道を戻れるんだ。昔からそうだった。亡くなった友人が昔、岡山側からこの島に連れてきてくれて戻ったことがあった。

 今回渡った先は児島。出発前にテレビを見ていて、岡山ジーンズがあるのはここだと言うことを知っていたので、寄ってみることにした。

 ぼんやりした知識しかなかったが、始めに見つけたジーンズショップでジーンズストリートの方角を教えてくれた。

 通りの入り口がこんな感じ。

 沢山店が並んでいるが、平日なので半分くらいは閉まっていた。日曜になるとたいそう賑やからしい。通りを歩いてゆくとお屋敷跡があった。

 暑くて入ったコーヒーショップのお兄さんから、話を聞いた。

「この町は、いつごろからこうしたジーンズの街になったのか?」

「10年程前かな。元は学生服を作る仕事をする街だったが、学生服が売れなくなって、厚手の生地を縫製する技術を生かしてデニムのジーンズ記事を縫う仕事を請け負うようになった。」とか。

「この野崎家というのは塩商人だった。この地域は元々塩田で、塩を作っていたが安い塩が出回って、塩田が廃止されたが、塩を含んだ土地では作物が育たず農業が出来なので縫製と言う仕事をするようになった。。。」とか。

 なるへそ。よくわかった。

 その店では、出来損ないの備前焼を再生して作ったと言うコーヒーカップを売っていた。ので一つ買おうかと思ったが、シンプルなカップ一個に5000円と言う値が付いているのに躊躇している間に他の客が来たので買わずじまいだった。ちょっと後悔。ちょっと安堵。

 代わりに初めの店でジャケットを二枚買って帰った。

 そこから同行する友人と待ち合わせた宇野港に行った。瀬戸内を周る遊覧船が頻繁に出入りする観光地だった。宿は外国人向けの民宿のようなUNO PORT INN。

 翌日玉野市の友人宅を訪ねてから、本来の旅の目的の旅館に向かった。

 駐車場側から見た建物。古い木造建てが連なっている。これ倉庫じゃなくて旅館。えびす屋荒木旅館という。午後の演奏会なので、終わったらここに泊まろうかと思ったが、先約の団体客が有って泊まれなかった。

 会場はこう。

 演奏中は写真が取れないので、終わってからパチリ。

 青い衣装が沈琳先生。箏の伍芳さんはちょうどお姉さんのような感じでトークも楽しかった。先生は翌日も別の場所でワークショップとして、演奏と二胡の体験会をしてから横浜に帰られた。元気モリモリって感じ。自分は、この宿の他に敢えて泊まりたいところも無かったので、夕方から長距離ドライヴで帰った。途中最近はやりの○○オアシスと言う大型サービスエリアで仮眠が取れると思っていたが、行きに確認したところ目当てにしていた刈谷オアシスは温泉だけで、夜11時までとのこと。で、仮眠は断念。

刈谷オアシス

 眠くなった時、途中で飲んだ珈琲一杯で目が冴えて、そのまま帰宅できた。ずいぶん元気だね、と息子が驚くが、そうさ免許返上はもう少し先だな。と思う。気を付けて運転すればあと10年は乗りたい。まだジムニー来てないし。

 さて今度の週末は連休になるので、孫たちと戸隠へ。無論親が一緒のことだが、孫リンの親は山登り。日曜はチビ太二人を連れて「ちびっこ忍者村」に行く予定。

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