天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

本の連鎖と世の中

 5月も半ばを過ぎて、暑い日があったかと思うと今日あたりは雨模様で肌寒い。出かけないで本を読んでいるにはまあいいか。

 本といえば、1冊新たに届いた。「マチネの終わりに」平野敬一郎。

 これは「平原綾香と開くクラシックの扉」という本を見ていて「文学」とクラシックという章の中で紹介されていた。バッハの「無伴奏チェロ組曲」との組み合わせの文章だったが、小説の中で演奏される楽器がギターということもあり、著者が平野啓一郎ということもあり、ちょっと読んでみたくなった。とりあえずアマゾンの買い物かごにキープしておいたのが、孫のコスプレを注文するときに一緒に発注してしまっていた。

 ほかにも恩田陸の「蜂蜜と遠雷」が、バルトークの「ピアノ協奏曲第三番」とセットで紹介されていて読みたくなっている。

 アニメとクラシックのセットもある。アニメは孫たちのおかげで見るようになってしまい、「ピアノの森」というアニメが大人向けのアニメなどと書かれると覗いてみたくもなる。

 積読本を増やさないように、ゆっくり楽しむことにしたい。

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 さて今日の一言は、

Seek First to Understand

 これは、コビーの「七つの習慣」という昔話題になった本から著者が学んだ言葉だそう。「まず相手を理解すること」というので、相手のある話。自分の主張を分からせることばかりお互いにやっていては、相互理解が進まない。まず相手を理解する。そのために相手の話をよく聞くことから始める。仕事上でも、夫婦生活でも当てはまる。

 何か行動を起こすときには、相手(対象)が人でなくてもまず理解することから始めるのは大事。業務命令であったとしても、その意味を納得してかかることが必要だろう。言われたからやる。それが仕事だから。というので社会に害を及ぼすことをやって意に介さない輩がいる。官僚なんかよく考えて行動してほしい場合があるなあ。

 

 ところで、検察官の定年延長法案は先送りになったものの、コロナ騒ぎのどさくさに紛れて他にもいくつかの改悪を通そうとしているらしい。憲法改悪のハードルを下げるためにまず国民投票のハードルを下げる法案が検討されている由。どこまで姑息な政権なのか。そういう改定は今やる必要はないし、未来永遠に無い。健全な憲法論議がされたうえで改定となれば、大半の国民が納得するはず。改定ありきでそういうことをするのは、まともに手続きを踏んだらできないような内容をごり押ししようとしているから。どこまで浅はかな政権なのだろう。

 識者によれば、今回検察法案の荷送りは、ネットでの国民の意思表示が無視できないものになっているとの評価。であれば、怪しい法案の一つ一つを分かりやすく、通したらとんでもないことになることを広くわかりやすく説明して、皆で意思表示をしてゆく。これがいい。