天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

情けないメディア

今日は散歩コースの到達点で最高地点の小さな神社に初詣にいった。つまり今年初めての散歩をしたのでその写真をアップ。城山湖の神社。金刀比羅神社というらしい。歩きながら考えていたこと。
 日本はかつて情報操作の上、洗脳されて国をあげて無謀な戦争をして無条件降伏した。そういうことが反省されていない。
 例えば、昨年末読んだ赤堀芳和氏の本によれば、そもそも原発安全神話というものが嘘っぱちであった。そして、国民が本当のことを知らされない例として、2013年12月に天皇陛下が傘寿を迎えられた記者会見のお言葉について、週刊文春によると;


 会見で天皇は、人生で特に印象に残ることとして「先の戦争」を挙げ、「日本は、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました」と指摘。・・・皇室の活動と政治との関わりについての質問には、「今後とも憲法を遵守する立場に立って、事に当たっていく」と明言された。(週間文春2114年1月16日号49ページ)
 ところがこの会見のテレビのニュース報道で、NHKはこの憲法についてのご発言をカットしてしまった。
 天皇陛下が、万感を込めて語られた御言葉を勝手にカットしてしまうことなど赦されることなのだろうか。と赤堀氏は書いていた。
 また、今読んでいる宇都宮健児さんの本には、こんなことが書かれている。
 貧困の問題で小学校の給食費や保育園費用の滞納が増えてきていることについて、読売新聞は全国調査の結果2005年度における認可保育園の滞納額が全国の主要都市だけで34億円に達することが明らかになったとし、保育料を払えるのに払わない親が増えいているとして親のモラルの崩壊を指摘している。
 私(宇都宮さんと私)は、給食費や保育料の滞納の増加は、親のモラルが主要な問題ではなく、多重債務問題や貧困・格差の拡大が重要な問題であると考える。
 読売は政府の都合が悪くなる指摘を避けて親のせいにしている。全くひどいものだ。
 最近はインターネットから事実を探ることができるようになった。中国ではそれでもネットの検閲をしたり規制をしたりしているようだが、日本も表向きにしていないだけで、体制に都合の悪い事実が出ると消されている。
 情けないメディアに頼らず、どんどん情報発信して連帯することで陛下も大切に思う民主主義を守らなくては。