6月4日は虫歯の日。なんて言ってる場合ではない。1989年の6月4日に天安門事件が起きた日。中国の民主化の勢いが抑えられた日。
しかし、あれから26年も経過している。あの頃活動していた民主化運動の活動家は多くが海外に避難して、そのまま帰れないでいる人たちがまだ多くいる。香港ではこの日、民主化を支援する集会が開かれる。しかし今年はその運動に亀裂が生じているらしい。反動勢力の台頭ということではなく、その逆。昨年、香港の反政府デモが結局解散させられたことから、学生たちは中国の民主化を支援している余裕はなく、自分たちの運動を推進することが先決だという。それはそれとして、6月4日という日には連帯して中国の民主化を訴える行動をしてもよいと思うがどうだろうか。
一方日本では、国会で与党が推薦した参考人の学者が、安全保障関連法案を「憲法違反だ」と批判した。それを言ったのは早稲田大学の長谷部恭男教授。与党側の人選ミスだとうことで慌てているようだが、良識ある学者なら政府案を支持するものなどいないはずだ。まったくみっともない話だ。これでも数の暴力で押し通すつもりだろうか。よくよくウォッチしていかなくては。
