天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

ライヴ演奏会

 今夕、今年になって二度目になるがライブの演奏会に行った。二胡の先生のライブにはできるだけ行くようにしている。今日は神楽坂のライブハウスThe Gleeというところで、ピアノ、琴、邦楽囃子と二胡の演奏だった。和楽器二胡の演奏をライブで聞くのは始めてだったので、とても興味深く聞いた。
 二胡の弾き手の沈琳さん(私の先生)は、まさにプロなので二胡でジャズからポップス、クラシックに今日のような和楽器とのコラボまで何でもこなしてしまう。その音色がまた、思わずうなりたくなるように見事。

 実を言うと、今日の午前中は1時間だが先生のレッスンの日で、ご指導を受けたばかり。課題として出されていた曲目をなんとか弾けるようになって、今日チェックしてもらったわけだが、先生のプロとしての演奏を聞くと、あまりの違いに愕然として、この人に習ったりしていいのかと思う。同じ感想を二胡教室の先輩生徒が話していたことがあった。
 中国を旅行すると、公園で独り二胡を楽しむおじさんを結構みかける。ああいうのを見ると、やっていていいんだ、と思う。ギーギーと耳障りな音しか出せないのなら近所迷惑なのでやめた方がいいかもしれないが。他人に迷惑さえかけなければ楽しくやるさ。
 自分の演奏と、プロの演奏を同列に置いてガックリする必要はないさ。
 ところで、今日のようなライブに結構人が集まっている。先週の銀座スイングでのライブに来てくれた友人が言うには、これからはライブがいいという説があるとか。今や音楽はCDやDVD、はたまた最近はネット上のYouTubeで、何でも手軽に聞くことができるようになった。しかし、それだけにこれからの音は、質の高い演奏をナマで聞くことに価値があるという。そこに人も集まるのだとか。実際、せっせと先生の演奏を聞きに行くようになって、それはその通りだと思う。
 ある意味、贅沢な話ではあるが、本物を味わうひとつの時の過ごし方には違いない。
 社会音楽家という活動もある。今日は特にそういう趣旨ではないが、曲目にPeace for Japanというのもあって、これは東日本大震災の直後に日本の被災者の為に米国のミュージシャンが作った曲だ。こういのを聞いて、20年前の阪神淡路大震災や、東日本大震災に思いをはせるのもいい。自分にできることは何か、という思いをまた思い起こさせてくれる。
 これからがライブだ。余裕があれば、他にも出かけてみようか。