今年の漢字は「税｣だそうだ。消費税が、５％から８％に上がり、更にいつ１０％にするのかという論議が続いている。サエなかった選挙で自民公明が議席を確保したので、安倍総理の言うようになるのか。税というテーマでは、消費税ばかりでなく法人税率の問題もあるし、税率の調整で経済をなんとか活性化しようといのが日本。
一方、中国の今年の漢字は「法」だそうだ。共産党一党独裁体制では党が全てを決めるので、法律は無くても物事が裁かれてきた。そのため法整備が遅れていたのが実情だ。しかし、それでは党幹部による腐敗が進んでしまって、何とかしなくては経済大国としての面目が立たなくなった。
習近平氏は、腐敗撲滅のために法を整備し、これに沿って違反者を厳しく罰することをした。それで中国の今年の漢字は「法」なのだ。
中国と日本、それぞれの国の実情を表していて面白い。
そもそも今年の漢字、などというものを決めるという作業は、中国と日本という漢字文化を持つ国だけがやることだろう。それにつけても、中国と日本はルーツが同じ隣国同士なのだから、まだまだ交流が増えてしかるべきだろう。
「今年の漢字」などというものを決めているのを見て改めてそう感じた次第。
