4月29日といえば、我々昭和生まれ昭和育ちの人間には「天皇誕生日」だった。それが「緑の日」になったと思ったら、今は「昭和の日」となっている。
一時「緑の日」と呼ばれたのは、昭和天皇が国土の緑化運動に関心を持たれていたからだと聞いた。正しくは「みどりの日」とひらがなで書くらしい。
今の天皇誕生日は現在の天皇（今上天皇と呼ぶらしい）の誕生日である、12月23日となった。前の天皇誕生日4月29日はゴールデンウィークを構成する重要な休日でもあった為、これが無くなると国民生活への影響も大きいだろうとして、休日を継続するための策としていろいろ工夫したらしい。
12月23日も微妙な日だ。クリスマスイヴのイヴ。キリスト教国でもない日本ではあるが、アメリカナイズされているので、クリスマスイヴはお祭りムード。その前日が国民の休日になったことで、休暇ムードは一層高まっている。ということで、4月29日の存続と同じくらい重要な日になっているだろう。なので、次世代となっても残すことになるだろうか。あちらを残して、こちらを残さないというのは片手落ちとも言える。命名も「昭和の日」があれば「平成の日」とするのが自然で、悩まずともよい。
さてこの昭和の日に何をしようか。午後から日本国憲法の学習に行く予定。「日本国憲法」と書いて思い出したが、自分は学生時代「憲法」のゼミに参加していたのだった。いかにあの当時、学習していなかったか。反省と共に、老いて尚学ぶこと多しとす。
