天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

旅の記憶−その3

 今次我好朋友给我湖北特产的鸭。味道有一点辣,可真好吃。喝啤酒的时候,我想吃一点一点吧。这是没有广州的土产店。
 もとの生活に戻って二日目。しかしまだ書いておくことがある。それはお土産のこと。向こうからのお土産は、今回はお茶は買わない!と硬い決心をして行った。しかし、帰りの空港でお土産屋さんを見ていると、つい何か買いたくなる。そこはグッと我慢をしてお土産ゼロの記録を作った。かと思いきや、中国の友人がくれたものが一つあった。湖北省特産のカモ。
 以前、武漢に行ったときに、そこの名物はカモの首だと聞いた。お土産として首だけ辛く味付けして煮たものを売っていたので買った記憶がある。今回はそれを一羽丸ごとお土産にしたものだった。ということは、中国のひとにとっては高価な贅沢な土産かもしれない。ともあれもらったので、一挙公開。
 まず袋に入ったところ。黒鴨と書いた字が見える。黒い鴨カモしれない。出してみると、煮込んで黒っぽくなっている。燻製のように硬い。この硬さと辛さは想定の範囲なので、まず解体して保存しておくことにした。解体すると大皿一杯になった。袋には内容は500gと書いてあったが、実際計ってみると678gあった。記載に偽りなし。むしろ多いくらい。これで骨の部分を除くと、身は500gくらいだろう。真面目な表示だ。
 解体しながら骨をしゃぶっているだけで、舌と唇がヒリヒリして、ビールで冷やさなくてはならなかった。密閉容器に入れて、毎日少しずつ帰宅時のビールのつまみにしよう。この辛さでは、1カ月くらいもつのではないかと思う。もっとかな?香辛料の強烈なにおいがするので、家内には嫌われるが仕方が無い。カモ優先!
 さてこのほか、今回の印象は地下鉄の様子。実は仏山へは友人とその母親と一緒に行ったのだが、やや混んだ地下鉄に乗ると若者3人連れが我々を見るなり、顔を見合わせてサッと席を譲ってくれた。一人立ち、友人の母親が座り、もう一人が私に席を譲ってくれたのだ。ワシもそういう風に見られるようになったかと感じた。こういった光景は一度ならずあった。
 中国の地下鉄には優先席など無い。どの席も年寄りを優先させて座らせようという人たちなのだ。今の日本では考えられない光景だ。そういう意味でも中国に行くと、日本での日常性と違って、日本人がどこかに置いてきたものを感じることができる。また行きたくなる所以だ。