天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

児童節

 日本では3月3日がひな祭りで女の子の日、5月5日が端午の節句で男の子の日。中国では6月1日が児童節といって子供の日。台湾では今年からこの日を休日にするそうだ。中国では14歳以下が休日。ということは小中学校が休みということか。休日の少ない中国では、楽しい日の一つなのだろう。出稼ぎに出ているお母さんが、田舎に帰ろうというきっかけにもなる日のようだ。
 そして6月と言えば、Father's Day。第3日曜らしい。母の日に比べて影の薄い日。いわゆる旗日(これは死語か?)でも何でもない。父の労をねぎらって休日にしてもよさそうなのに、と思ったら元々日曜日を充てていた。実際私の父の誕生日もこの6月だったので、6月と言えば父のイメージが強い。ちなみに母は5月生まれだった。
 中国で6月と言えば、6月4日が1989年の天安門事件だ。あの年は11月にベルリンの壁が崩され、東西ドイツが一つになった。自由世界が広がってゆく気運のあった年だ。東ヨーロッパというものが徐々に無くなっていった。
 中国の政治体制は変わらない。変わらないながらも、知識層による民主化運動の機運は今も続いている。それに対して、中国政府は抑え込む姿勢をとり続けている。08憲章の劉暁波さんは拘束されたままノーベル平和賞を受賞。急激な変化を好まない。急激な変化はすぐに革命となってしまい、これは中国にとってよくないというのが政治的スタンスであろう。
 一方、庶民はというと、庶民は基本的には政治に関わらないというスタンスを取っている。もう中国もここまで来たら、あの再現はないと思うが、文化大革命のような権力闘争に巻き込まれたくない、というのが本音だと思う。
 いづれにしても、革命続きだった中国なので、我が愛する庶民の皆さんがひどい目に合わないように。自然災害はともかく人災は避けたいものだ。