天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

太平洋展

 先輩から、絵を太平洋展という展覧会に出されたというお知らせを頂いたので、行ってみた。作品名が「逗子の海」で、展示会名が「太平洋展」というのは、何か太平洋の方の絵を展示する会なのか、と漠然と思っていたら違った。無知!
 場所は以前も行った、六本木の新国立美術館。スゴイところでやる。中に入ると1階にポスターが出ていた。第107回とあるので、100年以上も続く由緒ある展覧会なのか。1年に2回やれば50年だし、3回なら33年だ。我々の同期会のゴルフコンペではないのだから、回数を無理やり100回にもってゆくために年間回数を増やすようなことはあるまい。
 実際、明治の頃から続いているものらしい。
 先輩の絵はこれ。春らしい、のどかな逗子の海が描かれていた。前回は確か山の絵だった。空には気球が飛んでいた。まるで、そこに自分が乗って見下ろしているかのよううに。今回もそのような物があるかと探したが、特に見つからなかった。しかし、こういうのどかな海と海辺の町が、東北の大地震では津波で景色が変わってしまったのだな、と思っていたら、そのような絵があった。
題名が「M−9」となっているし、描かれている風景からまさに今回の津波の後の場面を描いたものと思われる。二か月ほどで仕上げてしまうというのもスゴイ。他にも色々な絵が数多く展示されていた。特に太平洋に関係なく、風景画や、人物画、ヌードなどもある。それにしても世の中には大勢の無名の画家というか、絵を描くのがすきな人たちが沢山いるものだと思う。
 面白そうな作品の写真など撮り出したらきりが無いが、それでもいくつか撮ってしまった。
風の中の少女という作品は、農村の少女と思われるその表情から、彼女の生活が想像できるような哀愁と迫力を感じた。
ブタペストの絵は、以前の旅行を思い出させてくれる。カレル橋が描かれている。アフリカ幻想とした絵もあった。アフリカが好きになった人の絵だろうか。
 先輩の次の作品の出展はいつごろになるだろうか。