天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

The Wedding (by Danielle Steel)

 結婚式と言うタイトルの小説。ひとつの結婚式に至るまでの様子がつらつらと書かれ、その式のことが最後のクライマックスだった。
 主人公の女性Allegraは、ハリウッドをベースとした俳優や映画関係者の契約関係の世話をする弁護士。結婚を前提とした二年越しのつき合いの彼も弁護士だが、こちらは地味なビジネス界のアト―二―。そして妻子がいるので、Allegraとの結婚のためにはまず離婚をしてからというのが前提だが、二年の間煮え切らずに離婚しないままで彼女と付き合っていた。
 Allegraは仕事の関係でニューヨークに行ったときのパーティーで作家の男性と息がぴったり合う。相手の男はすっかり彼女にほれ込むが、彼女の方はその帰りに、結婚を約束している相手がまだわかれていない家族の娘に会いにサンフランシスコに行っているそのホテルに予告なしで会いに行った。ところがそこで、彼が娘に会うどころか浮気をしていることを発見する。
 結婚の約束は当然破談。Allegraはニュウヨークで会った作家、彼はその作品を初めて映画化しようと取り組んでいるところだったので、カリフォルニアへ来て仕事をし、彼女に求婚する。その二人の結婚式に至るまでの話だが。Allegraの両親はハリウッドの映画界で仕事をしているが実は父親は実の父ではなく、母の連れ子として育てられたのだった。彼女が結婚するというので、母親は遠い昔別れたAllegraの実の父に連絡しなくては、と言いだす。
 また、Allegraの妹は17歳で、学生の他にモデルをやっていたが、ゆきずりのヨーロッパのカメラマンの子供を身ごもってしまう。その子供をめぐってのあれこれや、突然現れた実の父への対応などなど、あれこれと読者の興味を引き付ける。
 ペーパーバックはそろそろ他の作家の作品も読まなくてはと思う今日この頃だが、次の2冊はもう購入済み。次はAmazing Graceを読む。