天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

生物多様性

 今、名古屋でCPS10が開催されている。生物多様性に賛同する国々の会議だ。生物多様性とは何か。それは、この地球上には自然に進化の末、出現した生き物たちは、そのあるがままの状態で存続するべきだという考え方だ。
 この考えに基づいた運動としては、人間の都合によって絶滅する動植物が増えることを阻止しようということだ。地球上では、循環ということの中で生物は各々の役割を果たしてきた。いまもそれは続いている。それを人間が、人間の欲望の実現ためにそのサイクルを壊してきたのだ。残念ながらそうだ。
 それでも昔は人間も、そのサイクルの中にいて、適度に動物の命をもらって食し、人間の命をつないで来た。人間に食物を提供する側の動物たちも、ときおり人間に食物にされる犠牲的仲間がいることで、適切な数量が維持されてきたのだ。そのサイクル(循環)を維持することが、地球環境をできるだけ長くいい状態にしておくことにつながるのだ。
 それは理論的に正しい。何故なら、従来そのような状況で人間を含む動植物たちは地球上に反映してきた、という実績があるからだ。実績は重い。科学技術の面で、未知へ色々とチャレンジすることは大事なことだが、目先の欲望を満たすために展望のないチャレンジをすることは正しくない。
 簡単に言えば、そのことで生み出されるゴミ処分の方法にめどが無いのに原子力の使用など、地球環境を壊すことをむやみに行ってはならないということだ。