天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

香港マカオ通行証

 香港マカオ通行証というのがあるらしい。中国の人は海外にゆくビザが自由には取れない。富裕層(年収400万以上)だけがビザがとれるとか、これが緩和されて日本への中国人観光客が増えるとか、色々言われている。しかし、香港とマカオは今や中国なので、日本へ来るのとは少し違いパスポートではなく、通行証というのが発行されるらしい。
 私の友人はこのほどそれを取得して、香港に出稼ぎに行っている。勿論出稼ぎというのは、正式な就職ではなくヤミで仕事をしているということなのだが。香港へは広東省のシンセンから入る。一度の滞在期間は7日間。少し前の情報では、1回の通行証で2度まで行けるらしい。私の友人も、7日目にシンセンに一度戻ってまた香港へ入ったらしい。
 今がその2週目であるが、これで帰ればしばらくは行けないのだろうか。色々とわからないことが多いが、経済発展が続いている中国でもいい仕事に就くことは難しいようだ。大学生が増えたので大学を卒業してもかならずしも就職できるとは限らない。それでも行かなければ大した有利な仕事につけにないので、借金をしてでも子供を大学に行かせる。
 話は香港マカオ通行証。香港7日間に比べ、マカオは24時間の滞在のみらしい。今もそうかどうか今度聞いてみよう。なぜマカオは24時間だけなのか。推測するに、あそこはカジノなどの娯楽産業中心なので、中国人がギャンブルに毒されないようにしているのかもしれない。それに、怪しげな仕事に就かないようにとの政策なのだろう。
 少しずつであっても彼らにとって、外の世界を見る機会が増えてくることは、幸せかどうかは別の問題として、フェアになってくることは間違いない。フェアというのは確かにいいことだ。