天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

ますます見たい中国

 いっぱしの中国通のようにふるまう、というか周囲からそういう目で見られるような今日この頃であるが、知れば知るほど更に発見することが増える。これは、中国の基礎的な部分を知らなければ、あるいは興味がなければ見過ごしてしまうことなどに、敏感に反応するようになったということかもしれない。
 で、その更に知りたいことごとの一つにサウス・チャイナ・モールというのがある。なんでもこれは世界最大のショッピングモールということだ。そもそも、ショッピングモールというものに私が初めて遭遇したのは、アメリカだった。20年以上前になるか。テキサス州オースチンという町の少し郊外のホテルに泊まった時だった。ホテルの部屋の窓から見えるのは広々した草原で、少し先に倉庫のような建物が見えた。ふと気が向いてそれを見に歩き始めると、結構遠い。途中に何も無かったので近く見えただけ。そして、倉庫のように見えた建物はかなりでかくて、広い駐車場から人が出入している。のぞいてみると建物の中はショッピングモールだった。衣類、おもちゃ、いろいろな家具、家庭用品、そして食べ物屋各種。ちょっとした街の商店街が丸ごと建物に入っていた。
 これは、テキサスという場所がら、夏のさなかに外で買い物をすると暑くて倒れそうなので、商店街まるごと大きなビルの中に入って、冷房がガンガン効いて快適に買い物ができるようにしてあるのか、さすがアメリカ、とその時は思った。が、そういう建物はアメリカの他の場所にもあった。ワシントンDCにもあった。
 とにかくそういうショッピングモールの世界最大が、今や中国にあるというのだ。その20年前には考えられないことであったろう。でもそういうことが色々ある。アメリカのギャンブルの街ラスベガスも、今や中国のマカオの方が売上規模で勝っている。これも中国が世界一となった。自動車の新車生産台数も中国が世界一。
 そのサウス・チャイナ・モールはどこにあるかというと、広東省は東莞(トンガン)にある。東莞といえば、広州からすぐの街で電車で何度も通り過ぎたことがある。香港側から見て、シンセンよりも奥に入った新興工業地域として知れ渡った街だ。沢山の人たちが農村地域から工場に出稼ぎに来ている。とすると、その世界最大のショッピングモールは、出稼ぎ組ねらいなのだろうか。出稼ぎ組はどれくらいの購買力があるのだろうか。人数はさぞ多いだろうが、高級品を買うとは思えない。どんなものを売っているのだろうか、買い物客はどんな人たちなのだろうか。これはやはり、一度この目で確認に行かねばならない。
 という具合に、見に行かねばならないところが次々と出てくる。