天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

春なのか

 通勤の駅のフォームに上がると、駅裏のお墓の桜が咲いていた。今年もこの桜を見ることになってしまったか、と思い乗車位置に並ぼうとすると、コートにパラパラと雪?夕方のニュースでは、箱根に雪が20センチ積もったとか。夕食の食卓にはツクシが乗った。しぶ苦くて私の好物。そして雪が降るなど、この時期の不安定な天気だ。
 春なのに寒い雪。景気の指数が上向きなのに、皆豊かになれないというかつての状況に似ている。今は景気の指数すらよくない。そして、昨年国民の期待を背負って立ち上がった民主党内閣も、ボロボロ。支持率がた落ちという状況。
 週末に見た二つのテレビ番組。一つは、映画。町工場のオヤジが倒れたピンチをそこの奥さんが、昔そこで腕のよかった元彼に助けを求める。元彼は、悩みつつやってきて頑張ったりするが、結局は若者のの操るコンピュータが結果を出すという筋書き。中年の恋と併せ技で面白かった。
 もうひとつは、北野タケシ監督が司会をする世界サミット。中国の面々と、日本および世界の国々の代表。中国と日本を比較、あるいは二国間の問題を歯に絹を着せずにがなりあう。外国人メンバーは皆日本駐在で仕事をしている人たちらしく、日本語ぺらぺら。鋭い発言が飛び交う。アメリカ人のエリート社員らしき二人もボロカスに言われる。競争社会を批判されている。中国の製品の質が悪いと言えば、「中国製の服着ているくせにえらそうに言うな」と反撃。見ればホントにmade in Cninaだったりして、笑い。
 第二ステージは、中国に代わってスウェーデン。この国は、福祉国家で名高い。皆高い税金を払うが、老後の心配もなくみなしあわせ。だが質素な生活を送る。他国から、デズニーランドも無いつまらない国、と言われれば、北の雪国にデズニーランドがある訳ないだろう。寒いのに、外歩き回れない。外の遊びはスキーかそりだろとやり返す。
 かなりマイナーな国々からも参加者がいて、皆元気に他国の批判をしゃべりあう。言われるまでも無く自国の弱点や欠点も知っての論議。これだけ明るく怒鳴りあう様子は、見ていて胸がすく。参加している若者エリートたちも楽しく学習したことだろう。こういう様子を見ていると、地球もまだ捨てたものではない。まじめに取り組む若者たちが頼もしい。
 地球は春なのか。いい面も見なくては。