天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

中国の光と影

 中国に関しては、色々と話題が尽きない。食の問題は、地震以来放射能汚染の方が問題になって、中国の問題は影をひそめた感がある。牛肉などむしろ輸入食品の方が安全とする人たちもいる。
 あの餃子事件は、食品問題ではなく中国社会に内在する問題が表面化したものだった。食品問題というのは、売るために見た目のいい商品作物を作ろうと、農薬が大量に使われることだ。中国国内では、そのような対策として野菜を強力に洗う専用洗剤が売られているらしい。今度行ったらスーパーで確認にしてみよう。
 問題の一つに格差拡大ということがあるが、貧困から這い上がる手段に学歴をつけるという方法で頑張る若者たちがいる。中国の大学は改革開放以来増え続け、解放前の5倍になっているらしい。そこで、中国においても就職難が問題となっており、就職待ちの若者を「蟻族」などと呼ぶらしい。
 大学を卒業しても4人に1人は就職ができない状態になっているらしいが、経済発展をしている中国。仕事が無いわけではない。高学歴のエリートコースを目指そうとすると、なかなかそういう仕事にありつけないということだ。特に農村出身の大学生は、元々が裕福でない社会から、親だけでなく親戚からもお金を出してもらい、一族郎党の期待を背負って大学生になったのだ。故郷に錦を飾れるような仕事でないと、自分も周りも納得しない。
 大学生もそういう拝金主義的な態度ばかりかというと、そうでもない。中国の古典などの文化や、海外の文学などを専攻しようという学生たちもいる。純粋にその方面の学習をし、研究をしたいという殊勝な学生たちも沢山いる。日本の若者もまだまだ捨てたものではない、といえる人たちがいるのと同じことだろう。
 それから中国と言えば・・・ときりがないので、今夜は中断しとこ!