天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

今日は冬至、明日は天皇誕生日

 中国の友人から、今日は冬至で従姉のところで食事をしたというメールが届いた。日本にも冬至はあるかと聞いてきた。中国では「冬至節」といって、一種のお祝い事というか、節分のような節目の行事のようだ。
 そう、日本も今日は冬至で、明日が天皇誕生日。随分寒いときにお生まれになったものだ。明日は天皇の生誕を友人と一緒にフィールドで祝う。この寒いのに。
 明日のことの前に、今日の冬至はカボチャを食べた。日本の習慣。中国では冬至には何を食べるのだろうか。ちょっとだけ調べたら、小豆粥を食べるらしい。日本でカボチャを食べるのは、この風習が変形したという説がある。いずれにしても、冬に向かい、しっかりと体力をつけるという意味があるらしい。ちなみに、「食べるクスリ」免疫力を高める食材ベスト66(陳恵運著)にはカボチャは入っていなかった。免疫力とは関係が無いらしい。
 そして柚子湯に入る。柚子といえば、前回の中国旅行で柚子を食べたことを思い出した。バカデカイ柚子だった。甘さはさほどではないが、酸っぱさも少ないのでパクパク食べたのだった。中国では柚子湯は無いだろう、と思う。庶民はシャワーの生活なので、湯船に何か浮かべるという発想はしないと思う。しかし、前回柚子を食べながらバスで行った中国の温泉には、中に色々入って効能が書いてある湯が沢山あった。花とかお茶とか色々。ま、柚子湯も体を温めるに違いない。これを書いたら柚子湯に入ろう。
 そして明日、全国民が仕事を休んで祝う天皇陛下の誕生日。天皇陛下は、昔は「天ちゃん」と言って親しまれたものだ。それは昭和天皇のこと。今は平成天皇と呼ぶべき人で、テニスでデートした美智子さんが奥さんだ。時代的にというか、天皇の世代的にはこの二人では随分違うと思われる。つまり、昭和天皇は戦前から天皇であり、戦争責任を問われても仕方が無いという立場で、マッカーサーに日本を救うために直接「自分が責任をとるぞ」と交渉に行った人だ。そこへゆくと、平成天皇は少年時代くらいに戦争があったとはいえ、その現実からは遠く離れた位置にいたに違いない。戦後派だ。しかし昭和天皇の背中は見て育ったはず。
 さらに次世代となると、どのような世代交代があるのか未だ分からない状態だが、平和な日本の象徴として、どんな天皇になり得るのだろうか。いずれにしても、世代交代のたびに天皇誕生日という祝日の日付が変わり、以前の天皇誕生日は「なんとかの日」という形で休暇になり、どんどん休みが増えるのだろうか。
 それにしても、中国に比べて日本は国民の休日が多い。アメリカ人は祝日などなくても、皆休みたいときにどんどん休むが、中国の人々は結構勤勉だ。日本の実情をあまりよく知らない中国の人に、冬至は同じだと言えても、明日も休日だとはメールしがたい。あれだけ多くの人々が、日本人より多く働いたらスゴイのは当然だろう。