天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

一線会

 一線会という画の展覧会を見に行った。上野の東京都美術館。以前の会社のOBの方が出展されている、という案内を頂いて見に行った。この会がどれほどの会なのか、その方面に音痴な私は知らなくて申し訳ないのですが、60回記念というからスゴイ。年1回として60年続いているわけだ。ちょうど中国建国の年に始まったわけだ。戦後、という意味合いもあるかもしれない。戦後ということは、軍国主義的絵画の反省に立ってひたすら絵画を追求したのだろうか。1枚だけ戦闘機の飛行気乗りのような格好をした人たちを描いたものが、追憶だか記憶だかという題で展示されていた。あとは、作風はいろいろで、カンバスのサイズは大きめのものばかりだった。
 ともあれ見に行った目的の画はこれ、

 ご本人には、写真を撮ったことを了解いただくメールを発信中。題は「武甲山」ということで、秩父の山らしい。この方面は詳しくない私ですら、このような大きな画(100号)で力強いのは、退職後の手慰みで始められたものではなく、以前からたしなまれていたのだろうと思う。それが、会社勤務のある頃はなかなか本格的に取組む時間がなく、現在思う存分に描かれているのに違いない。
 1枚のおはがきを頂いたおかげで、上野公園まで出かける気になった。上野といえば、学生時代に夜桜見物と称した飲み会に行った記憶しかない。家内は上野に数ある美術館に、あちこち足を運んだりしていたようだが、私はなんと初めてだった。他には結構美術館へ行ったつもりだが。
 いづれにしろ、今日はアマチュアの絵画展を楽しんだ。先月行った山梨県立美術館で、思いがけなく地元のアマチュア芸術家の方々の作品を見た時に、結構見ごたえがあると感じた。今日もそう。この会は全国的なものらしく、各地からの出展がされていた。
 こういった画の世界も、デビューに年齢は関係ないと思う。先輩にはこの出展を励みに、更に精進されることと思う。