文化の日からの反戦デモ
昨日の文化の日は、文化に親しみがてら二胡友の一人が出る能楽堂での発表会を見に行きました。昨年に続いて2回目。
二胡友の舞台を見る、というきっかけが無ければ能を見るなどという機会はないので、なかなかいい機会だ。しかも場所が学生時代に友人がやっていた宝生流の舞台。
昨年も書いたかもしれないが、舞台は昔と同じ。椅子は新しいかもしれない。
これこそ日本の伝統芸能、伝統文化という雰囲気がする芸能であるが、入り口で配られた演目の説明を見ると、中国の故事を題材にしたものがいくつもある。例えば、、、
「邯鄲」昔、中国の蜀と言う国に、盧生という男性が住んでいました。云々
「枕慈童」中国、魏の文帝の知性に、酈縣山(れいけんざん/てっけんざん)麓から霊水が湧き出た云々
「西王母」古代中国、周の時代のこと。云々
無論物語の題材としては、日本のものが多いが、こうした題材があるところを見ると、この芸能も源流は中国だったのかと分かる。伝わってから日本独自の発展をして今の様式になったのだろう。本家中国では京劇をはじめ、地方ごとに○○劇、崑曲とか色々な様式になったものと思われる。
さて、1日経て今日は東京新聞で鎌田さんが呼びかけていたイスラエルのガザへの侵攻をストップしろというデモに出かけた。
狭い歩道にポリの言うまま仕切られたところに集まると長い列になった。見たところ1万人は超えてると思われた。
が、こんな状態なので誰が何言ってるかよく聞こえなかったが、こういう話が聞こえてきた。
「日本人で身をもって平和のために活動した中村哲さんを我々の活動のシンボルにしよう。」
「日本は広島・長崎で虐殺を経験しているのに、そのことを言わないで平和のために動かない政権は要らない。」
自分は戦争法案反対運動が盛り上がっていた時にもらった「戦争やめて」と言う字が子供の絵とともに書かれた看板を持って行った。が、今回はガザに焦点を当てた運動だった。
この運動、ちゃんと落ち着くまで続けるべき。と言ったらウクライナも終わってない。アフガニスタンの人がパキスタンから追われているらしい。日本人として何ができるだろうか。