天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

おかしなコメント

 まだロシアはウクライナを攻撃することを辞めない。

 そうこうしているうちに、日本ではまた大きな地震があった。11年前の大地震の余震らしい。即ち、そこの地盤がまだ安定していないということ。南相馬のブログ友達のウチは大丈夫だったかしら。新築したとか新築中だとかいうことでしたが。

 ここ八王子の自宅も結構揺れましたが、同じ八王子でもあまり大きく感じなかったという人がいました。それは高尾に住んでいるという人ですが、昭和天皇のお墓のある多摩御陵の近くだそう。もともと多摩御陵というのは地盤が固いのでそこが選ばれたという話です。すぐ近くでも地盤が違うと揺れも違うのですね。

 ところで、その夜はウクライナのゼレンスキー大統領が、米国議会で支援を訴える動画が流されているのを見てました。これを受けて今日の東京新聞で、玉川徹というコメンテーターが書いてましたが、ロシアが酷いことは酷いとして、多くの一般人の犠牲者が出ていることについて、戦いを終わらせないウクライナ側の態度について、日本がかの大戦で負けが見えていたにもかかわらず、降伏しなかった間に本土への空襲もあり、多くの国民の命が犠牲になったことと比較して、抵抗することよりはやく辞めることが大切、みたいなコメントをしていた。

 なんか変だと思う。日本は、中国大陸への侵略者だった。それが周囲から今でいう経済制裁を受けて、アメリカに真珠湾攻撃を仕掛けて、みずから戦線拡大をした挙句の敗戦だった。さっさと降伏すれば、沖縄上陸も広島、長崎の原爆もなしに終わっただろう。

 しかし今回のウクライナは、侵略されている側で、国民の意識も気にを守ることで一致している。18歳から60歳までの男子の国民皆兵制度がどうか、という議論はあるにせよ、国外にいるウクライナ人で組を守るために国に帰ってロシアと戦う、という人もいるくらい。日本は、戦争当時は徴兵制度で元気な男子はみな兵隊になり、小学校まで国民学校と呼ばれて軍事訓練が義務化された。挙句の果て学徒動員。

 ロシアと戦っている兵隊は、ちょっと違うんじゃないか。近隣諸国から自由と民主主義のためにウクライナを守るということで義勇軍として参戦する人たちが大勢いる。

 プーチンの当初のもくろみと異なり、簡単にウクライナ戦争が終わらないのはこうした動きがあるから。その間、犠牲者が増えることは増えるがそれはひとえに、バイデン大統領が「戦争犯罪人」と呼んだプーチンが悪い。

 ゼレンスキーの主張は、自由と民主主義を守るために各国に力を貸してほしいというもの。真っ当な訴えだと思う。

 玉川氏のコメントは、ウクライナはもともとソ連の一部だったのだから、さっさと降伏してしまえと言っているように聞こえる。今回のプーチンの暴挙を許す国家体制の国(専制主義ともいうらしいが)の力による拡大を認めろというようなもので、まったくトンチンカンな論旨も含めて玉川徹の見識を違う。