天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

今日は何の日

その1

 ウクライナへのロシアの侵攻が始まって1か月にもなります。毎日、ウクライナがどうなったかと日ごろあまり見なかったTVをチェックしています。

 昨日はウクライナのゼレンスキー大統領が、日本の国会議員たちにリモートでメッセージを発信していました。原発設備が占拠されたこと、生物化学兵器の使用が心配されることなどを訴え、日本が欧米と足並みをそろえてロシアへの経済制裁を行っていることに謝意を表しました。

 これまで、メディアではこの問題についていろいろな人(芸人やコメンテータ)にモノを言わせてますが、かなりいい加減なモノが多いです。そこへ行くと、数日前タモリの番組がロシア問題に乗っ取られて、タモリの前でいろいろと情報が流されましたが、タモリ氏自身はその間ひとことも発しなかった。真の事情をよく分かっていなくて軽はずみな発言を控えるという態度に好感が持てました。

 今日の投稿新聞では、ノンフィクション作家の保坂正康氏にインタビューした記事がありましたが。これはさすが歴史をちゃんと見てきた人の視点だと思いました。

 ポイントは2点。まずロシアにとってのウクライナは、かつての日本にとっての満州と同じとの指摘。ロシアにとっての「生命線」としてのウクライナ。即ちウクライナを西側諸国との緩衝地帯とし。旧ソ連大帝国の領土復活を目指している。

 日本も朝鮮半島を占領したところで、北からのロシアの南下圧力を食い止める意味で日本の「生命線」として満州国として傀儡政権を作った。日本もロシアもその地域に住む人々のことを何とも思っていない。

 もう一つの指摘は、このような事態の防衛のために「改憲」が必要と騒ぐ輩たちを本質が見えていないとする。ズバリそうでしょう。核武装を含む軍備が戦争抑止力だというのが、本質の見えない人間たちの言い分で、兵器産業を利することで自分たちの地位を固めようとする。そのことを正当化するために、今の憲法が邪魔になる。これを変えてしまおうというのが、今の改憲推進派の実態。自民党改憲案を見れば一目瞭然。

 ロシアのプーチンは、KGB出身だけあって策略で今の地位に若くして上り詰めた。エリツインの娘の不正を追及する検事を、不倫事件を偽装して葬ったことでエリツインに気に入られた。このプーチンを利用して金稼ぎをして来たのがオリガルヒと呼ばれる連中だが、その中にもさすがに今回のプーチンの行動には批判的な意見を持つものが出てきた。それらをプーチンは排除しようとする。もはや「裸の王様」。世界の笑われ者じゃなくて「嫌われ者」となり果てた。バイデン大統領か彼を「戦争犯罪人」と呼んだ。

 先の大戦での日本のA級戦犯は絞首刑。

 ここまで酷いことをするプーチンに対して、ロシア市民は戦争反対の声を上げている。国営放送の放送中に「戦争反対」のプラカードを表示した女性は、すぐに拘束されたが今のところ罰金刑で終わっている。即ち司法体制の中でも市民が声を上げる風潮を認める流れが出てきている。

 市民革命が必要と思う。というのは保坂氏も同じことを書いていた。昔のような暴力的な革命でなくでも、今はネットで市民が声を上げる。ロシアではかつての日本のように(今もか?)情報統制がされていて、まだまだプーチンを(表面上、あるいは利用価値があると見て)支持しているものがいる。がしかし、何らかの市民革命がこの問題の解決になると思われる。

 今日行われるというG7の会議もどういう方向になるだろう。他国が直接ロシア兵力に武力行使したら第3次世界大戦になってしまう。戦争をどう呼ぶかは、どうでもいいとして核や生物兵器プーチンが実際に使いだしたら犠牲者が更に広まる。

 

その2 それから今日は、「世界結核デー」ということだ。1997年に結核の根絶を願ってWHOが制定したらしいが、「世界コロナデー」とか「世界ウイルスデー」とかが出来るとしたら、根絶を”願う”のか”決意”するのか、はたまた”共存”するための生活習慣を広めるデーにするのか。

 

 夕刻は、日中友好協会の仲間の通夜に出かける予定。長年にわたり日中友好運動を続けてこられた方の冥福をお祈りしに。

 

(おまけ)

花粉症で鼻水が止まらない人は、小指の第1関節に湿布をはるといいと聞いたのでやってみた。

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サロンパスを細目に切って巻いただけだが、不思議に効果があった。二胡を弾くのに邪魔にならない程度にゆるく巻いたが効いている感じ。あとカテキンもいいので、粉末緑茶を溶いて飲んでいる。指のアップ写真が美しくない(><)